多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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「現代の名工」シェフ現る

 製菓担当のシェフは4人。フランス最優秀職人(MOF)という国の称号を持つNシェフが今日、私たちの授業に初お目見えです。白衣の詰め襟が、青・白・赤のトリコロールになっているのが、MOFの証。誇らしげです。日本で言えば「現代の名工」でしょうか。20代のMOFもいますから、功成り名遂げた匠、という日本のイメージは当てはまりませんが。お坊ちゃんぽいNシェフは「絞り袋の端っこはちゃんと切ってね」など、説明が細やか。続く午後からの実習もNシェフかと思ったら、Xシェフでした。微妙に違う作り方に戸惑いながら、卵や粉と奮闘します。隣のアメリカ人の女の子が「朝のシェフとやり方が違う!困るなぁ」というのでフンフン、そうねと日米同盟。ですがまぁ、朝刊のデスクと夕刊のデスクで言うことが違うなんて当たり前だったからなぁ。双方のいいとこ取りすればいいのじゃないかな、なんて内心思いました。いいとこ取りするために必要な腕前は、まったくない自信にあふれてます。作ったのはガトーバスク。クッキー生地にカスタードクリームを詰めて焼いたバスク地方のお菓子です。写真は私の・・といいたいところですが、Nシェフの実演品です。