丸美屋のナッツ

　値段が上がっているのはバターや粉だけではありません。ピーナッツもしかり。中国産の輸入が止まって国産が取り合いになっていると、新町通にある「丸美屋」の主人が話してくれました。私も４ページの取材を担当した淡交社の季刊誌「キョースマ！」春号で見て行くようになった豆の卸店です。創業８０年。ピーナッツは国産に次いで中国産が質がよく、豪州産、米国産と続くとか、いろいろ教えてくれるのも楽しい。国産落花生は近ごろ、値段が２倍近くに跳ね上がったそう。うへー。「ウチで煎っているからおいしいよ」。アーモンド１キロ２２００円、中国産ピーナッツ２０００円を買いました。国産のは味付しかなく、買うのを断念しました。いつのまに高級品になったのだ落花生君・・・。
　製菓材料のネット通販「富澤商店」で買った素煎りの米国産アーモンド１キロ１７８５円と味比べ。丸美屋さんのは本当に抜けるように軽く、香ばしさが最後まで続く感じです。ピーナッツもおいしい。ここのを食べると錦市場で「煎り立て」として売っているいい値段するピーナッツも、かすみます。
　豆卸　丸美屋　新町通五条下ル　土日休