ピエモンテの農家民宿で習った粉もん(1)トルタ・ディ・ノッチョーレ
5月初旬に滞在した北イタリア・ピエモンテ州の農家民宿「カッシーナ・アンリ」では料理教室を開いてもらいました。あちこちで料理教室をしてもらったけれど、彼女から習ったレシピはどれも使い勝手がいいというのか、手になじむ感じ。知ってしまえばどうということもないことですが、脳内に電球ピカピカ点滅です。手さばきをみて教わるって値打ちがあるな。ちょっとおさらいがてら整理しておきたくてメモ書きです。
まずはヘーゼルナッツのケーキ「トルタ・ディ・ノッチョーレ」。卵に砂糖を混ぜたら、小麦粉、溶かしバター、ヘーゼルナッツ・パウダー(もちろん挽きたて)、アマレット酒にヌテラ、ベーキングパウダーをよく混ぜて焼くだけです。「型から少し離れたぐらいでOK。焼きすぎないで」とは4児の母ラファエッラの言。ヌテラを調味料のように使うのが新鮮でした。焼きたてより翌朝に食べたほうが、味がなじんでいい感じ。
ソースは地元ワインのモスカート入りザバイヨーネ=卵黄ソースです。卵黄と砂糖とモスカートは1:1:1。レモンをくるくる皮をむきいて入れ、風味をつけました。がんばって削らなくてもいいんだな。