多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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クッキーマンへ手製チョコ&マコーナー

 福岡でのイベントを終えて帰京しました。粉や砂糖など、いつも来るたびに姉宅に材料を置き去りにしていたのですが、ちっとも使われず台所の片隅でふかーい眠りにつくのが常でした。イベントで「クッキーマン!」と変身ポーズを決めて、来てくださった皆様にクッキーづくりの魔法をかけてくれた双子の甥っ子ユウとリョウに、バレンタインの贈り物を作ることに。甥っ子が保育園に行ってから、デンマークの焼き菓子マコーナーをせっせと焼きました。ラッピング品も当然、「手作り?なんじゃそりゃ」な姉宅にはあるはずもないので、米オーガニックスーパー「Trader joe's」のチョコレートの空き箱に詰めました。なかなかいいかも。
 残り半分のスペースに入れたのはチョコレートがけレーズン&玄米フレークです。久留米には「キャトルセゾン旬」という雑穀レストランがあるのですが、そこで甥っ子ユウがなぜか突然、レーズンを欲しがって買っていました。大粒でいかにもおいしそう。さらにユウは帰宅後「チョコをかけたいな」と言い出したのです。どこでチョコがけレーズンなんて覚えたんだろう。私がパリの「Da rosa」のソーテルヌ漬けレーズンチョコをあげたっけ…。それにしてもユウの言う通りだな。さっそく余ったカカオ分66%のチョコレートを湯せんにかけました。私の姉はレーズンが苦手なので、たまたまあった玄米フレークを混ぜることに。ちょっとロシェ(岩のようなかたまりチョコ)風です。そんなコジャレたことは知らないであろう姉的には高級チョコフレークだったかも。
 レーズンと玄米フレークをチョコの海にからませてバッドに広げ、かためました。待ちきれずにひとーつ、ふたーつと手が伸びます。チョコレートは国産の製菓用です。でもイベントに使うには納得がいかない味で、仏ヴァローナ社の「補欠」扱いで持って来たものでした。おまけにテンパリング(温度調整)も適当でしたが、それでも作りたてはおいしい。レーズンも大きくて、甘くていい感じです。バッドから出来たてをつまめるなんて幸せです。チョコを溶かして、ありあわせのものにかけるだけなんて一番、単純なチョコレート作りですが、やっぱり最高でした。あーだこーだウンチクをつけて準備するより、ずっとささやかですが、うんと大切なことに気付かせてくれた甥っ子ユウに感謝しなくては。
 片隅のカエデ型クッキーはシアトル在住Eさんが宅配便で送ってくださったものです。メープルシュガーを使ったカナダ製クッキー、しっかり香っていました。
 

パリのおやつ旅のおやつ

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