多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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宮城・美里町の農家レストラン「野の風」

 仙台から40キロ、冬にはハクチョウが田んぼに舞い降りる美里町農家レストラン「野の風」を訪ねました。宮城出身でパリ在住のT子さんのご縁がつながり、東北おやつリサーチに伺えることに。コメと牛を育てる農家Tさんが案内してくださいました。心より感謝です。
 「野の風」を営む伊藤恵子さんは、近くの産直「花野果(はなやか)市場」にお惣菜と飲食コーナーを営み大成功。1年4か月前に2店目になる「野の風」を新築オープンさせたそうです。
 私が伊藤さんに習ったのは「がんづき」「蒸しパン」「しそ巻」「くるみ豆腐」です。「この辺ではこれを<がんづき>と呼ぶんですよ」。伊藤さんが指さしたのは白くて、ういろうみたいなお菓子でした。ぷるんと力強い歯ごたえがあって、くるみがいいアクセントです。くるみじゃなくてココナッツなどをのせたら、東南アジアのデザートにこういうのなかったっけ?と思わせました。岩手の<がんづき>は、宮城では「蒸しパン」と呼ばれるそう。ややこしい。
 いただいた桜ごはんがまた、あぁさすが米どころ、と感動するおいしさでした。ずんだもちも混じりけのない味で止まりません。人気のわけが分かった気がしました。