一時帰国まで3週間

日本ではドラマ「半沢直樹」の眼力（めぢから）が話題のようですが（もう遅い？）、いやいや待て待て、インドの人たちにはかなうまい。インド国民12億総「半沢直樹」でしょう。だって目線、外さないし。車窓をノックしながらこちらをジジジーッ、凝視する目にハッとするたび、ああ、生きてるなぁと日々、感じます。
　一時帰国まで3週間になりました。今冬に出版予定のレシピ本の撮影と、母の1周忌がメーンの目的です。いまはレシピを書くために試作の100本ノック中です。おいしく作りやすいレシピを書かないと帰れんぞー。自分にはっぱをかけています。2歳2カ月になる丁稚ケイの預け先も福岡・久留米の姉が見つけてくれました。あぁ、助かるなあ。短大付属幼稚園に併設する一時預かりで、9：00-17:00の8時間預けて2500円です。給食・おやつ代込み、市外在住者でも同額です。この好条件がにわかに信じられなかったのは、インドに引っ越す前にお世話になっていた東京の一時保育が念頭にあったからです。いま預けるとすると区外在住者になるので1時間1100円（区在住者は700円）×8時間＝8800円、給食もおやつも提供なしで、申し込み手続きも電話してファクスを送って…と煩雑です。しかも前日のキャンセルは理由は何であっても半額、徴収されます。ああ何度、熱を出されて4000円近くを納めたことか。保育園100人待ちなうえ両親とも他界、零細モノカキの私としてはそれでも唯一の頼みの綱でした。久留米の場合、前日15：00以降のキャンセルでも給食代300円だけで済みます。ありがたすぎる、久留米。帰国中、しっかり本づくりに取り組めそうです。
　写真はグルガオン在住Ｓさんのパートナーさんが運んでくれたよつ葉＆明治の発酵バターと、旅先のイタリアで買い占めてくれたボリウッドダンサー・Ｋ子さんからのバターです。これで帰国まで、何とかしのげる…かな。ありがたくてありがたくて、思わず拝みそうです。みんなに応援してもらっていること、心から感謝していい本を作りたいと思います。