24時間チョコまみれ
今回の本は「パリで習ったチョコレートのレシピ本」というコンセプトです。9月に入ってからは加速し、寝ても覚めてもチョコ、1日8食チョコ…みたいな生活です。いまや私の血の9割はホットココアが流れていることでしょう。デング熱で献血の募集がかかっても、私の血、貢献できるのだろうか…。
作り慣れたレシピでも、もっとおいしくならないか、簡単にできないか、身近な材料で置き換えられないか…。徹底的に調べているとキリがない感じです。このあたり、元職である新聞編集にも似ていて、印刷に行くまでの持ち時間をフル活用し、徹底的に見直す…というか、ない知恵を絞って少しでもいいものが生まれるよう、悪あがきしていくわけです。それなのに何人ものプロが目を皿のようにしてみても、「どうしてコレを見落としたんだろう」と思うようなウッカリ・ミスが救えなかったりするものですから。いわんや1人家内手工業の現在をや。しまっていこーう。
写真は試作中のマドレーヌ・オ・ショコラです。マドレーヌの真ん中がぽこんと盛り上がるのを見るのは、シュー皮と同じぐらい、いまだにワクワクします。1個ずつ型の端っこに違うマスキングテープが張られているのは、それぞれ微妙に配合が違うため。どの子が一番おいしくて作りやすくて「お尻ぷっくり」に仕上がるかな…。