多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

「ペンで、心を動かす」Pen&Co.株式会社:https://pen-and.co.jp

素敵マダムの料理教室&アトリエ・ギー・マルタン取材

午前5時半、エッフェル塔周辺を8.5キロほど走りました。ああ、何て空気が澄んでいるんだろう…とインド的に感動しつつ、カメラを持たないことを悔やみました。明日からはNikonを道連れにしよう。サンドミニク通りの名店ジュリアンでクロワッサン1ユーロ、パンオショコラ1.15ユーロ。ちなみにここのサンドイッチは3.8ユーロで、ハムAndエメンタール、鶏&ゆで卵&トマトなど。
午前10時、16区近くに住むお菓子とパンのレイコ先生宅を訪ねました。紹介してくれたのは幼なじみSちゃんのパリ時代の友人Tさんです。待ち合わせの駅で初顔合わせはいつでもちょっと、ドキドキします。
レイコ先生はフランス人の夫と生後8カ月のチワワ・キャラメルとともに暮らしながら連日、教室を開いています。明るくてほがらかでエレガントで、これぞ16区マダムだわ〜。2人立てばぎゅうぎゅうのキッチンでくるくると動き、次々と披露してくださいました。南仏名物のピサラディエール、シュケットにグジェール、鶏のクリーム和え、いまが旬のアンズタルト、ディップ3種にパプリカの冷たいスープ…。どれも簡単なのに、倒れるおいしさでした。シンプルでホッとするっていいな。
在住8年、4歳と2歳の母Tさんもお忙しいだろうに、パプリカのソテーを用意してくださっていました。お二人のパリでのピクニック体験も秀逸でした。レイコ先生は競馬場でのセレブで優雅なピクニック、Tさんはパリの幼稚園のピクニック。どちらにも共通していることがあったのが面白い。
出し 惜しみのないおもてなし、気持ちがうれしくて飛び上がりそうです。じーん。いい本を作って、ものすごーくお返ししなくては。
アパルトマンに戻ってから百貨店ボンマルシェへ。年に2度のソルド(バーゲン)が25日スタートとあって、どこの売り場も準備中、嵐の前の静けさのような店内でした。昨夏にきた時は改装中だった食品館はすっかりオシャレに変わっていました。ウロウロしつつボルディエのバター(大阪・東京でのイベント用)やカモのコンフィ(インド用)など買いました。
午後7時半からはスターシェフの1人、ミシュラン三ツ星のギー・マルタン氏の名を冠した料理教室へ。お題は「私のピクニック〜テリーヌとケーク」。まさに私の滞在中に開いてくれてありがとう、なテーマだったのです。一時間講習で50ユーロ、はアラン・デュカスの教室などに比べたらリーズナブルだと思います。そして何より、おしゃべりなフランス人とシェフなんてそっちのけで盛り上がり、つまみ食いしまくり、冷えた白ワインを片手にたっぷり食べ、お腹もハートも脳みそもフル回転です。ものすごくおもしろくてレシピも参考になりそうなものばかりで、トクしたわー。爆笑大ざっぱレッスン、また行けないかな。
デザートのココナッツケーキをいただきながらパリのスシがいかにダメか話していたら突然、パリ市職員だったというムッシュが「ところで話題を変えるけど、、」と話し始めました。「原発問題についてだけど…」。ひいー、ホンマに天変地異な話題の変え方やなー。えー、不肖タダ、はずかしながら安部首相になり変わって上申いたしまするー。ド下手フランス語にて失礼ー。
1時間のはずが2時間を超え、レシピをもらってアトリエを出るころ、すでにシェフは帰ったあとでした。フツー待つやろっ。
☆7月19日(土)18:00-、東京・紀尾井町のCOOKCOOPでのイベントはおかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを受付中です。詳しくはコチラ→夏のフレンチ・簡単レシピ10~人気料理本『パリの小さなキッチン』より~ - COOK COOP | Doorkeeper
☆7月13日(日)11:30−、大阪・なんばパークス産経学園でイベントをします。パリ取材から帰りたて、パリのおいしいもの直送です!詳しくはコチラ→産経学園

  • -

☆粉遊びの会@インド「シュークリームの会」は7月27日(日)から再開する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

  • -

☆初の翻訳本が発売されました(Kindle版もあります)。

パリの小さなキッチン

パリの小さなキッチン

  • -

☆新刊「パリのチョコレート レシピ帖」はおかげさまで増刷されました。日本図書館協会選定図書にも選ばれました!引き続き熱烈よろしくお願いいたします。

パリのチョコレート レシピ帖

パリのチョコレート レシピ帖