サンジェルマンで「旅するお菓子」ハンティング

午前5時、かなりの雨降り。ヴェルサイユ宮殿の庭園をめぐるラン&ウオーク大会に申し込んでいましたが、やっぱりダメかー。あきらめきれず、ゼッケンを付けたTシャツを着て15kmランに備えましたが、曇り空を見上げても降水確率を見ても五分五分という微妙さです。私の道楽に同行の4人を付き合わせて、風邪でも引いたら大変です。借りていた部屋はレイトチェックアウト不可で、ドロドロのまま午後22時20分のフライトに乗るのも…。午前6時過ぎ、行かないことに決めてアシスタントのリサさんたちに話しました。「ここからが勝負、プラスに転じましょう」。その言葉に発奮しました。よーし。
ソルド(バーゲン)開始後すぐの日曜日で、普通なら閉まっている百貨店も開いています。まず左岸の老舗ル・ボンマルシェ食品館に突入しようとしましたが、開いているのは本館のみでした。ガクッ。サブレ収集活動をしようと思ったのに。
ならば、とサンジェルマン界わいのパティスリーを渡り歩くことにしました。狙いは味を知って引き出しを増やすことと、ガトー・ド・ヴォワヤージュ(旅のお菓子)と呼ばれる焼き菓子収集です。ピクニックにもちょうどいいかな、自作のコラムのひとつになるかな、と思ってのことです。
日曜日オープンの店は結構、ありました。雨が降る中5人で決行です。パティスリー・デ・レーヴ、デ・ガトー・エ・デュ・パン、ユーゴー&ヴィクトール、アルノー・ラエール、そしてピエール・エルメです。マドレーヌにフィナンスィエ、ケーク、サブレ、そして生菓子も。印象に残ったのはパティスリー・デ・レーヴのマドレーヌで、粉の香りが違う。うなりました。
ただ買うだけではすみません、仕事ですから。晴れていたら公園で撮影するところ、仕方なくカフェで。編集の青田さんが写真を撮り、順番に味わって感想をメモし…と、ぜいたくですが結構、修行です。みなさーん、おいしい以外のセリフを言ってくださーい。と、いいつつ私もおいしい連発ですが。
時折強く降る雨にも負けず、右岸に移動しました。ラデュレ、ラ・メゾン・ド・ショコラと行脚して店じまいです。あー、走り切ったな。15km走るより本業の血肉になりました。よかった。
引き続き滞在する青田さんのホテルでケークをカットし、アルミ箔で包み、それぞれが持ち帰る作業をしました。何せ10本もありますから大変ですが、5人がいつのまにか分担して流れ作業をし、テキパキ荷造り終了です。すばらしい。
シャルルドゴール空港に向かうタクシーを、青田さん母娘が見送ってくれました。「さあ、ここからスタートですから」「頑張りましょう」「すごくいい本作りましょう」。言い合って抱き合って別れました。ああ、あまりにも濃密な旅でした。めいいっぱい没頭し、駆け抜けました。爽快です。支えてくれたリサさん母娘、青田さん、紹介してくれたみなさん、時間を割いてかかわってくださったすべてのみなさま、心から1000回、メルシーとビズを送ります。
☆7月19日(土)18:00-、東京・紀尾井町のCOOKCOOPでのイベントはおかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを受付中です。詳しくはコチラ→夏のフレンチ・簡単レシピ10~人気料理本『パリの小さなキッチン』より~ - COOK COOP | Doorkeeper
☆7月13日(日)11:30−、大阪・なんばパークス産経学園でイベントをします。パリ取材から帰りたて、パリのおいしいもの直送です!詳しくはコチラ→産経学園

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☆粉遊びの会@インド「シュークリームの会」は7月27日(日)から再開する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

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☆初の翻訳本が発売されました(Kindle版もあります)。

パリの小さなキッチン

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☆新刊「パリのチョコレート レシピ帖」はおかげさまで増刷されました。日本図書館協会選定図書にも選ばれました!引き続き熱烈よろしくお願いいたします。

パリのチョコレート レシピ帖

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