多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

「ペンで、心を動かす」Pen&Co.株式会社:https://pen-and.co.jp

大阪マラソン反省記(上)出走前~スタート

ドキドキして眠れませんでした。1人で盛り上がりすぎやっちゅーの。午前3時、起床。阪神百貨店地下のパン屋ルビアンで買ったドーナッツ2個(あんことクリーム、各150円)をモグモグしました。気分アゲアゲ(揚げ揚げ)でいこう、と願かけです。思いのほかおいしくてうれしい。ドリンクは経口補水液(オーエスワン)です。「レース中トイレに行かなくて済んだ」と、インド走友会のHさんから勧められていたのでした。張り切って午前4時、身じたく開始です。早すぎるっちゅーの。タイム計測チップはシューズに取り付けるタイプでした。へえ、いまどき。どこの大会でもゼッケン内蔵だと思っていたけれど…。
体のあちこちが擦れて痛くなるのでワセリンをあちこちに塗りたくり、やはり走友会のYさんオススメの「足首かんたん」を両足首にテーピングしました。ところがワセリンを塗ってしまったので、すぐはがれそうになります。アホやー。ワセリンを拭き取り、無理やり貼り付けました。
午前7時、JR環状線に乗りました。ランナーだらけでした。「大阪マラソンのランナーのみなさま、完走めざして頑張ってください」。アナウンスが流れました。「やるなあJR西日本」と、近くの男性がつぶやいていましたが本当に。そのひとことでアゲアゲになるんだもの。
キャリーケースをガラゴロ転がして大阪城公園へ向かいます。日通のトラックに荷物を預けます。指定の袋に入れるとゴール地点のインテックス大阪まで送ってくれるのですが、キャリーケースが入るかどうか微妙でした。ホテルに預けようか…とも思いましたがゴール後、またホテルに戻る元気があるとはとても思えません。何とか預かってもらおうと持ってきたのですが、ボランティアの人が手伝ってくれたおかげで袋を破りそうになりながら、無理やり詰め込みました。助かったー。
指定のブロックはFでした。大阪城公園内を30分近く歩いて移動します。Fブロック近くにあった仮設トイレに行って、と。それでもまだ8時です。まだまだあるなあ。予想最高気温は25度というだけあって朝から暖かく、待っている間もTシャツ一枚で平気です。ありがたいような、走っている最中が思いやられるような。
待ち時間でランナーウオッチングです。仮装ランナーがもっといるかと思いましたがそうでもありませんでした。くいだおれ太郎が3人、いました。ええなあ。でも仮装ランナーほど余裕があって、速いのが常ですが。みんなかっこいいウェアに身を包み、走り屋っぽいのです。気圧されるー。
午前9時、ヘルコプターが上空を行き交い、だれかがしゃべる声が聞こえました。森脇健児さんです。「暑いですが快晴、雨や風が強いんよりええでしょう!」まあ確かに雨じゃなくてよしとしないと。ウキウキしてきました。追手門学院の前を動き出し、スタートを切ったのは午前9時7分ぐらいでした。応援の波がすぐはじまっていて、もうじわーっ、涙ぐんでしまいました。うわあ、ついに走れるんだ、大阪を。よし、42.195km、楽しもう。それにしても「ファイトー!」の声、何回聞いても「まいどー」にしか聞こえんわ。