多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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デリーハーフマラソン、2時間19秒で完走

 デリーハーフマラソン出場のため午前5時10分、インド走友会の仲間Uさんの車に乗せてもらって6万人収容のネルー・スタジアムへ。午前6時前には着いてしまいました。暗闇の中、わらわらわらーとランナーの大群です。ハーフマラソンのスタートは午前7時です。待ち時間はもっと寒いと思っていましたがブルブルするほどでもなく、おととい肉や魚を包んで運んだ銀色の保冷&保温シートをマントのように巻くだけで十分でした。仲間とストレッチしてからスタートラインに移動します。回りのインド人たちをみるとゼッケン配布時に渡された赤いTシャツ(リーボック製)を着ている人が多いなあ。去年はポロシャツとかジーパン姿も普通にいましたが。おまけにペースメーカーもいました。「1:30」「2:00」「2:30」などと15分おきにタイムを書かれた旗を腰につけた人たちです。でもホンマにそのタイムで走れるのー。疑いたくなる体型の人もいるのがインドらしい。「とはいえ年々、いろいろ改善されていますねえ」と3度目の出走になるWさんが言いましたが本当に。仮設トイレの数も増えた気がします。日本よりも高いiphone所有率も高くて参加者層がうかがえます。
 午前7時、スタートです。スタジアムを出て天皇陛下も来訪されたロディ・ガーデンをかすめ、インド門を右手に見ながら通過、コンノートプレイスの手前で折り返す21.097kmです。大阪マラソンでは前半、飛ばしすぎて失速したので抑え気味に。とはいえ緩い下り坂ばかりが続く(そんなわけない。折り返しコースだから)と錯覚するほどの走りやすさです。初めて給水したのが7km地点でした。対向車線でインド走友会の仲間を見つけるたびに手を振るのが、何より効く一番のアクセルになりました。ずっとだれかと肘がぶつかりそうなほどランナーのダンゴ状態はほどけません。しかし体型の割に早いなあ、インドの人たち。ちょっとびっくりです。
 このままいけば2時間が切れるかも・・・と19kmあたりで思い始め、ペースをあげようとしましたが5分40秒台にとどまりました。ラスト1kmは全力疾走です。ラスト100メートル、手元の時計ではもう2時間を超えていました。もう無理か・・・。力尽きそうになったところで背中から声がしました。「100メートル、がんばれー!」。仲間のMさんの力強い声でした。うわー、元気が出るー。力を振り絞ってゴールしました。よかった。あれがないとがっくりした気分のままでした。
 インド走友会の仲間23人(6キロの部も含め)が全員、完走できたのも素晴らしい。ゴール後は完走メダルを手に「表彰台ジャック」、スポンサー看板を背に記念撮影をしました。来年はここで、シャンパンファイトしよう。って怒られるか。
 記録は2時間19秒、完走者7200人中1726位、性別では女性705人中68位でした。うそー、と思わず声が出たのは完走者の少なさに、です。あれだけうじゃうじゃ人がいて、3万人ぐらいは軽くいそうなのに。
 昨年のデリーハーフは2時間3分3分27秒でしたから、縮まったことはよしとします・・・が、やはり2時間を切れなかったのはちょっと、悔しい。あと19秒、だったのにー。おまけに月間100キロ走ったところで、たった3分短縮しただけです。何じゃそりゃ。ハーフマラソンは5回目で、自己ベストの1時間57分17秒(2010年2月、愛知・犬山ハーフ)が夢のタイムに思えます。タイムを縮めようなんてもう無理なんだろうか。うーん、でも、やはり、来年こそ、だなあ。
 ちなみに前日のサタデーランで出会ったケニアの招待選手は59分21秒、トップから15秒差の7位でした。ハーフのスピード感ってフルとはやはり違います。