粉遊び@ガトー・オ・ショコラ、はじまりました
12月第2週の粉遊びはガトー・オ・ショコラです。日本から持ってきた仏ヴァローナ社のチョコレートが2キロしかないということと、型の問題(ガトー、というからには丸型でなくては!)もあって1クラス3〜4人の少人数です。このレシピは「忘れられていたレシピ」です。パリから戻り、京都で長屋アトリエを開いて最初のバレンタイン前のレッスンで作っていただいていた配合です。私自身はすっかり忘れていたのですが当時、このクラスにやってきてくれ、その後、私が大仕事を引き受けるたびにスーパーアシスタントを務めてくれた製菓学校を卒業したてのN子さん(いまは二児の母で北京在住)が、思い出させてくれたのでした。「ガトーショコラはチカコサンの本には載っていない、このレシピが最高」。いまだに愛用してくださっていると知り、ああ、そうだったとレシピをN子さんに訊き(って自分のレシピなのに)、久々に作ってみたら、我ながら優秀なレシピだったので驚いたのでした。カンタンなだけでなく「作り心地」がいいというか、これであっているかな、という不安もなくスーッと作れ、焼き目の表情もいい感じにつくのです。って自賛してばかりですが。そうしたら当時、パウチしてお渡ししていたレシピもひょっこり出てきて、これは作れという運命だなあ、と。思い出させてくれたN子さんには本当に感謝です。
このガトー・オ・ショコラには当時、ラズベリーをひそませて焼いたのですが今回、混ぜるだけのラズベリーソースを別添えにしました。このケーキには生クリームより絶対、お似合いです。ところがどこを探しても冷凍ラズベリーはずっと品切れで、もう無理かな・・・と思っていたらひょっこり、近所のスーパーで冷凍ものを発見、よかったー、レッスンに間に合って。ガバッとあるだけ買い占めました(すみません)。幸運とご縁のおかげでレッスンができること、心から感謝します。
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