インド走友会スリランカ合宿〜3日目朝ランから帰途へ

　インド走友会スリランカ合宿は2泊3日、あっというまに最終日です。前日の朝ランで１２ｋｍ、夕方ひとりで７ｋｍ走っていた私は、目標にしていた３０ｋｍランまであと１１ｋｍでした。午前6時、13人で前日とは反対方向の海沿いを走り始めました。日曜日でも出漁するのか、水平線の手前に点々と、前日と同じように帆かけ船が並んでいました。木と布だけで海原を進むんだな。素朴な光景が胸に迫ります。走ってすぐに帆かけ船の水揚げ場所があり、南インドでもよく見かける巻きスカート姿の男性たちに「乗ってかない〜」と言われ、かなりときめきましたが一応、帰宅を待っているおさな子もいることだし、と、止めておきました。波がザッバーン、日本海〜な感じで沖に出るまでがビビりそうです。
　13人で５．５ｋｍほど走り、余力のあるメンバーで前日とは違う魚市場をめざして走り出しました…が、私は遅れをとってしまい、一人旅になりました。威勢のいいことは言ってもしょせん、男性陣に比べて基礎体力というか馬力がないというか…トホホ。集団で走っていて仲間が見えなくなると、ちょっと心細くなります。最初から1人で走っていたら、何とも思わないのに。不思議。
　１０ｋｍを過ぎても市場も仲間も見えません。スリランカルピーも携帯も持っていません。あきらめて引き返していたら「タダサーン！」。オートリキシャーに乗った仲間に救われました。よかった。引き返したおかげで１１ｋｍを走れた（だいぶん、歩いたけど）ので、公約の「合宿で３０ｋｍ」達成です。よかったー。
　空港に向かう小型バスの中で盛り上がりました。「次はどこに行きます〜？」。「オマーン」「ゴア」「レー・ラダック」「1月にドバイマラソンか香港マラソン」…。いいオトナが四の五の言わず時間をやりくりし、本気で遊ぶって、何て爽快なんだろう。やみつきです。また来よう、スリランカにも。
　帰りの便は幸か不幸かアップグレードは落札できませんでした。コロンボの空港でバーガーキングを見つけたのがこれ幸い、1人で駆け込んでワッパーセットをほおばりました。インドでは禁断のビーフバーガーなので、インド入国前の儀式と化しているような。ポテトM,ドリンク付きで１１USドル。
　3時間半のフライトでデリーに戻りました。丁稚ケイと相方ユウサンが迎えに来てくれて、夢からさめたようなホッとしたような。そして、あれれ、40℃を切って涼しくなっているような。このうえもなくハッピーな一人で脱走スリランカ時間でした。またバリバリ頑張ろう。
　
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