多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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ダージリン、紅茶をめぐる旅(1)デリー〜バグドグラ〜マカイバリ紅茶園

 7日午前11時15分デリー発のジェット・エアウェイズ(9W)711便でバグドグラへ。税込み片道1万1322円。ウェブチェックインをして二次元バーコード入りの「Mobile boarding pass」を携帯にダウンロードしておいたし、預ける荷物もないのでセキュリティチェックに直行しました・・・が案の定、そうはインドが卸さない。入り口で兵士に「紙じゃないとダメ」とに阻まれたのでした。ま、想定内だけど、ウェブチェックインって意味がないな。カウンターに戻って結局、紙の搭乗券を発行してもらったのでした。
「明日からのダージリン、楽しんでくださいね。森林浴でリフレッシュしてください」。デリーで紅茶販売を手がける「Happy Hunter」のオーナー・石井博子さんからのメッセージを空の上で読み返します。とはいうものの、どんな状況だろう。ダージリンはインド東部に位置し、ネパール国境まで40kmです。4月のネパール地震で被害があったうえ、今月1日には豪雨で地滑りがあり、21人以上が死亡したとの報道があったからです。博子さんによると道路は閉鎖されてはいないものの、「がけ崩れが起きる可能性も」。世界遺産であるダージリン・ヒマラヤ鉄道のトイトレインも運休とのことでした。ううむ、危険なようなら、空港で名物のチベット餃子・モモでも食べて引き返すか。
 窓の外は青空です。よかったー。機内食はノンベジを選びました。チキンのグラタン(なのかっ)と野菜のパコラ(天ぷら)、カットフルーツ。悪くないお味でした。
 着いたら4日間、お世話になるドライバー・パサンさんが迎えてくれました。わー、ほほえみがあるー。ネパール系なのでしょう、やさしい表情になごみます。インドじゃないみたい。グルガオンもモンスーンで雨が続いているし、青空なんて久しぶりに見た気がします。砂漠のドバイも滴らせた雨女ですが、返上の時が来たか。
 空港から45kmほど北にあるマカイバリ茶園をめざします。わあ、緑の葉っぱを生い茂らせた茶畑が道路わきから山の尾根のてっぺんまで、いや天空まで続いています。すごいなあ、人の営みって。やっぱり空までブドウ畑が広がっていたイタリア・ピエモンテでの光景を思い出しました。茶摘み娘たちもあちこちでお仕事中です。背負うのではなく、おでこにひもを引っかけてカゴを背中にのせるんだな。「頭が痛くなりそう」「成長が止まりそう」。旅の友ハルコさんと言い合いました。
 豪雨か地震か分かりませんが、道路はよくありません。あちこちでがけ崩れが起き、橋も流されていました。

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