ネパール大地震と少女売買
「ネパール大地震と少女売買」をテーマにした講演会が1日、国際交流基金ニューデリー日本文化センターで開かれました。ネパール・インドの少女売買春をなくそうと奔走するNPO法人「ラリグラス・ジャパン」代表の長谷川まり子さんのおはなしです。50席は在留邦人で埋まりました。20万人ほどのネパールの少女がオープンボーダーの国境を越え、ムンバイやコルカタ、デリーなどの売春宿で働いていること、今年4月の災害以降、売られる少女の数が増えていること…。心の奥底に鉛が落ちてきた気分でした。まったく知らない話ではないものの今はインドで暮らす身、10キロも離れていない「隣」でマインドコントロールされ、24時間、客をとらされている少女がいるわけです。新聞報道でふれるのとは説得力が、かなしみが、切なさが違う。ズシン、ときました。
ラリグラス・ジャパンは少女の救出活動をムンバイで展開するNGOなど3団体を資金的に支えるだけでなく、長谷川さん自らがネパール人に変装して売春宿に乗り込み、女の子たちを救っているそうです。さもありなんというか、興味をそそられたのは欧米のNGOはこうしたシリアスなテーマを好み、日本はむしろ、学校建設といったある意味、夢のあるプロジェクトに軸足をおきたがるという話でした。
ラリグラス・ジャパン→http://www.laligurans.org/
☆粉遊びの会@8月はバームクーヘンです。残席があるのは8月27日、28日です。どうぞいらしてくださいませ。詳しくはコチラ→http://d.hatena.ne.jp/oshirase/20150728
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