多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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成田〜デリー

 ホテル日航成田に2泊して相方ユウサンと1カ月ぶりに合流、デリーへ。弾丸帰国で1泊した9月、空港行きのホテル循環バスに忘れた丁稚ケイのトミカもちゃんと、預かってくれていました。冷凍食材はキャリーケースに詰め直したまま預かってもらえるし、本当にありがたいです。久々に時間を気にせず1人になれるー、と、イオンモールで卵などの「現実買い」をする前に酒々井プレミアムアウトレットモールへ。ホテルもですが、もはや中国語しか聞こえず、店員にも英語で話しかけられ…成田は一歩、先を行っています。
 もう一時帰国も8回目、日航成田のおかげでパッキングも回を追うごとにラクに。前々回のように、まさかの鮭のつかみ取りをロビーですることもなくバスに乗れました。完璧だー。問題はインド入管です。没収話も近ごろ、よく聞くし・・。
 32kg×12個の荷物を次々と台に乗せ、JALカウンターでチェックインしました。「こちらに該当するものはございませんか?」。いつものようにパウチした危険物の表を示されました。何の気なしに「ドライアイスが入っています」と答えたのです。規則で1人2.5kgまでOKです。問題ないはず、と思ったのですが、思わぬ返事でした。要するに「ドライアイスは発泡スチロールの箱に入れ、そのまま(スーツケースには入れないで)預けなければならない」ということだったのです。そんなのどこにも書いていないよー。「ここで出せませんか?」と言われましたがブルブルブルー、めっそうもない。パズルのように詰め込んであるので、広げるのは不可能です。スタッフはあちこちに問い合わせの電話をしていましたが結局、「一緒に検査をお願いします」と言われ、別室での検査に立ち会ったのでした。フー、成田で引っかかるとは思わなんだ。検査の結果は問題なくOKでしたが…。
 卵100個とトイレレットペーパー10ロール、洗濯洗剤2箱(空港のセブンイレブンにてラスト買い)とともに手荷物検査を通り、出国して1人で書店を徘徊していたら、相方ユウサンから連絡がありました。「白い液体が荷物から漏れているとJALから連絡あり」。ええー、何だろう。白い液体…マヨネーズかな、チューブ入りコンデンスミルクか…。「生クリームでしょう」。あっさりユウサンに言われました。そ、そうだったー。なぜかすっかり忘れていましたが、1リットル入り生クリームを20本、入れていたんだった。そういえば最後の最後、ホテルで計量した際、重量オーバーのスーツケースから「まだ入るわ」と食材を生クリームの入ったキャリーケースにぎゅうぎゅう詰めにしたのでした。さすがに圧迫されたか。うーん、どれぐらい漏れたんだろう…。ともかく荷物ごとビニール袋に入れ、機内には載せてくれたようです。ありがたい。
 機内で心配しつつ9時間を過ごし、インディラ・ガンディー空港に降り立ちました。白い液体がポタポターとなって「流白騒動」になる前に救出せんと…。焦ってターンテーブルに陣取ります。
 生クリーム入りケースはテープでぐるぐる巻きにされたうえ、ビニール袋をかぶせてくれていました。JALさまー。おかげでそれほど漏れてはいないようです。よかったー。これでクリスマスケーキ、みんなに作ってもらえる。
 カート4台に荷物を分乗させ、お兄さん2人に手伝ってもらって外をめざします。度胸だめしと化している税関もノーチェックでした。ホッ。いつものドライバー・サンジーブさんが出迎えてくれました。あれ、でも、1人?
 いつもは車2台を手配しておくのですが手配し忘れたか、1台だけです。えー、荷物、載らんやん。ところが頼れるサンジーブさんはわっせわっせ、パズルのように詰め込みます。イノーバ(トヨタのミニバン車)に無事、18個(手荷物込み)、400kgの荷物と私たち3人を乗せたのでした。すごいーっ。日本ならありえない過積載ですが、インドだし。
 生クリームも1本の封が開いていただけで、あとは無傷でした。クリームでベタベタになっていましたが、よかったー。ハラハラドキドキさせられても最後はめでたしめでたし、になるインド的結末なのでした。