インドで学校選び(中)
4歳半の丁稚ケイの学校探し(と、いうほど探さずじまいですが)は「インドにいつまでいる気か」を問われる作業でした。んなこと風に訊いてくれー、と言いたいところですが、私たちの意志として、どうなのか。
結果は「先は分からん」でした。結論になってへんつーの。それでも当面、どうしたいかです。当面は…帰る気がありません。帰らないからこそインター校へ通わせる、というのも一理あるし、海外にいるからこそ日本人学校を選ぶ、というのも一理あると思います。本当に、どっちが正しいとかはないんだろうな、この業界。
いま通っているIdaに引っ張れるだけ引っ張って通わせ、小学校から日本人学校へ…とも思いましたが、日本人学校は中学校までしかないので、高校受験で帰国するか、高校から現地のインター校に通うかになります。そうなるとむしろコストがかかりそうです…って、いつまでいる気かっ。
昨年10月、11月あたりはメーラー(バザー)やイベントが開かれていた何校かを訪ねました。アメリカン・エンバシー・スクールは授業料が高すぎて(幼稚園で年間500万円強)論外でした。フレンチスクールというのもいいかも、と実は3歳のころ書類を出したのですが、「ウエイティングになりました」という連絡があって以来、なしのつぶてです。落とされたか。
というわけで残ったのがデリーの大使館街にあるザ・ブリティッシュスクールでした。ハロウィンのオープンキャンパスに出かけたり、スクールツアーに参加したりしました。ケイも「自転車がある学校に行きたい」と気に入ったようです(キモは自転車かっ)。「ケイはレセプションで、すぐウェーティングしたほうがいい」と先生に言われました。レセプションって受付に行くってこと?と調べもせずに出かけた私はアホなことを思ったのですが、イギリス式だと小学校の準備クラスに当たる学年を「レセプション」と呼ぶのでした。さらにブリティッシュスクールは8月から「1学期」スタートなので、6月生まれのケイは日本でいう「早生まれ」にあたり、1年半、小学校入学が日本式より早くなる、ということなのでした。そ、そうだったか。
さっそくオンラインでウェイティング登録しました。登録費用もオンラインでカード払いでした。6万ルピー(11万円。うち1万ルピーは席が空かなくても返金不可)でした。ウェイティングは2年有効だそうですが、さていつまで待つのやら。話を聞くと「すぐ入れた」「1年待った」といろいろでした。そりゃそうか。どこかに入ってしまってからではコストもかかりますが、いまなら待てます。気長に待とう。
- 作者: 多田千香子
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