多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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韓国・慶州さくらマラソン2泊旅<1>

福岡・博多港を8日午前8時半、高速船ビートル2号で出て釜山港へ向かいました。時速70km、水上を滑るような3時間の船旅はあっというまでした。無料Wi-Fiは飛んでいるし、席も余裕があるし、免税ビール(スーパードライ一番搾り)は150円だし、退屈しません。甥っ子と丁稚ケイにはものさしセットのプレゼントもありました。JR九州、頑張っています。
今回はいまさら人生初の添乗員付きツアーです。一時帰国中に走れる大会はないかな…とネットで探して見つけたのが慶州さくらマラソンでした。とはいえすでに出遅れ気味で、パックツアーにのっからないと、ホテルがなかったのです。取れても街はずれだと、ラン後はしんどすぎるので。旅の友は姉&小5になった双子の甥っ子2人です。
午前11時、林立するビル群に海から近づきます。ひえー、かっこいい。なぜか頭の中で行進曲「威風堂々」が流れます。ジャンジャカジャーン、香港のようです。釜山に来るのは日韓ワールドカップ以来、もう14年ぶりにもなりますが、様変わりしていました。いいな、海からのアプローチって。
 入管の指紋認証システムも日本のそれとそっくりのNEC製でした。人差し指を台にのせ、写真をパシャリとされました。なるほど、外国の人はこういうこと、していたんだ。
すぐバスで慶州へ向かいました。車窓が夢のようでした。どこもかしこも桜、桜です。現地ガイド(添乗員に加えてガイドさんまで付くんだな)のユーさんが「見ごろは先週末で…」と残念がっていましたが、いえいえ、散りかけの名残の桜とはいえ、街中がピンクに染まっているようです。菜の花畑もいっぱいで、夢か天国か。桃源郷です。
今回は人生5回目のフルマラソンですが、一番、準備不足です。4歳の丁稚ケイがデリーまで通うようになってから、ここ1カ月は週一回、走るのがせいぜいです。日本に戻ってからはまったく走っていません。短い滞在で余裕がなく、ワセリンやテーピングも買い忘れてしまいました。カーボローディング(炭水化物摂取)もしていません。制限時間は5時間半、私がホノルルマラソンで出したタイムは5時間28分…。走れるかなぁ、最後まで。
コースを下見しつつ、急な上り坂や暑そうな日差しに不安が募りました。大会ゲストランナー・増田明美さんの「マラソン教室」が開会式前に開かれたので参加し、いまの思いを直接、質問しました。「タイムではなく、目標となる景色を5-6個決めておいて景色を数える」「腕は前にふるのではなく、ひじを後ろに引く」…。マラソン中継で拝聴する通りの透き通った声で答えてくださいました。よーし、頑張るぞー。