くん製、いままでは何だったのか
インドに来た3年前、持ってきた調理道具のひとつにアウトドア用のスモーカー(くん製)があります。2年ぐらい使っていなかったのですが、相方ユウサンが爆買いしたスーツケースいっぱいに横たわる新巻鮭15本の処理に困り、スモークサーモンにしたのをきっかけにちょくちょく、使うようになりました。折り畳み式で、ガスコンロにのせて使うタイプですが密閉度が低く、キッチンは煙でモクモク〜、です。おまけにガスコンロに脂分が落ちまくるし、掃除もゴシゴシと大変でした。片付けてくれるハウスキーパーがいるからこそ、できるなあ。
ところが4月の一時帰国の最終日、千葉・酒々井のアウトレットで買った鍋ストウブについていた小冊子に「ストウブ式スモーク」のレシピがありました。鍋にアルミ箔を敷いてチップを広げ、オーブンシートにスモークしたいものをのせていぶすだけです。家庭で手軽にくん製する方法として、中華鍋でやる方法が知られていますが、うちには専用マシンがあるし、中華鍋なんてないしー、とハナから考えもしませんでした。ですが、考えてみるまでもなく、ストウブやルクルーゼといった鋳物のホーロー鍋の密閉性は高くて、いかにも、くん製向きです。両方とも持っているのに、どうして思いつかなかったんだろう。インドに戻ってさっそく、シシャモで試してみました。桜のチップを敷いて…と。
はたして結果はすばらしかったのです。煙はまったく出ないし、お味も上々、です。いままでのモクモク、ゴシゴシは何だったんだー。ヘタな専用機を持つがゆえ、策士、策におぼれる…というか何というか。アホやー。
というわけで、ゆでタコ1匹をスモークしたら、テリテリのタコ君になって現れました。ゆでるぐらいにカンタンでおいしいくん製、すばらしい。マイブームは日本から持ち込んだ桜のチップ1.5kgが尽きるまで続きそうです。
☆粉遊びの会@レアチーズケーキ&ジンジャーエールは30日現在、満席となっておりますが、キャンセルが出ていることもありますので、どうぞお問い合わせくださいませ。詳しくはコチラ→http://d.hatena.ne.jp/oshirase/
- 作者: 多田千香子
- 出版社/メーカー: 風鳴舎
- 発売日: 2015/06/22
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