インド走友会コーヒー部<中>

 「インド走友会コーヒー部へ ようこそ」。TV画面に映し出されていました。一同おおおー、とどよめきます。BGMはエルトン・ジョン、29階から見下ろす景色は新興都市・グルガオンの名門ゴルフコース…。何だか勝手に天下取った感が盛り上がります。部員7人はまず3チームに分かれ、Yさんの指導でまだ緑がかった生豆を洗い始めました。洗うには「みかんの網に入れるといい」そうですが、そんなものはインドにはないのでザルにあけ、水をジャーと回しかけます。「タオルでチャフを取ります」とYさんが言いました。チャフ(chaff)とは豆についた「かす」のようなもので、果たしてタオルに細かい茶色の皮がついてきました。
 いよいよ焙煎です。日本から取り寄せた焙煎網に豆150gを入れ、ガスコンロの上15cmで構えます。強火にしてから相棒・シャルマさんと話していたら、「水平シャープ!」と声が飛びました。ゆさゆさ揺らすのではダメなのだとか。「水平シャープ!」「水平シャープ!」と連呼しながら網を揺らすこと6分、パチパチはぜる音がしてきました。おお、いつまで煎ればいいんだろう。「パチパチ」が「プップッ」と、ちょっとこもったような音になればOKで、あとは好みで加減します。「初心者は深煎りになりがち」だそうで、濃いのが好きな私としてはまだまだかな?と思いましたが、控えめにしました。すぐにドライヤーの冷風を当て、30秒ほど冷やします。ええー、これだけ?思いのほか簡単です。奥は深いのでしょうが、まあこれならできそうです。