多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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カバリオークションやってみた

3年3ヶ月住んだ部屋を出る前日、もはやインド名物、かもしれない不用品オークションもやりました。在留邦人の間では通称「カバリ(不用品の意味)」と呼ばれていて、本帰国する直前にして家財道具を処分するのが一般的です。「日本では捨てるしかないものでも売れる」「飲みかけの日本酒まで売れる」ということで、私もインドの無料月刊誌チャローにも載っているカバリ業者パワさんにお願いしました。私の場合は手数料として2000Rs(3200円)+成功報酬10パーセントでした。
この日のためにとっておいた不用品を大放出です。5歳になった丁稚ケイのバギーや服はもちろん、15年前に買ったグッチやプラダのバッグ、ちょこっと買いあさったきものなどもサヨウナラ、です。そんな時代もあったねとー、中島みゆきを口ずさんでしまいそうになりましたが、もうサバサバしたものです。終活の一環です。
オークション開始の午後4時前にはもう、わんさかインド人たちが押し寄せてきました。20人以上のでしょうか。君たち、こういうときは時間、守れるのね‥。いや、押し寄せる、としか言いようのない迫力にたじろぎました。うち、本帰国じゃないし、そんなたいしたもの、ないんですけどー。
トップバッターは私のメダルです。デリーハーフマラソンなど3つがテーブルに出されました。うわ、ちょっと恥ずかしい。値段、つくかなーと思ったら、あっさり100Rs(160円)で売れました。相方ユウサンのメガネケース(チェーンの格安メガネ店でタダでもらうもの)も5、6個まとめて100Rsで買われて行きました。本当に何でも売れるなあ。
私は見ているだけかと思ったら、何がいくらで売れたかメモして、おカネの受け取りまでせねばなりません。「まだ何かないか 」「うちの息子もトーマスが好きで」と、ケイのおもちゃまで欲しがられました。
なるべく帰国ギリギリにやること、パワさんにオークション終了後、客が去るまでいてもらうことが大切だと思いました。