多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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キッザニア@デリーNCRへ<下>

 インドで2施設目のキッザニア@デリーNCRへ週末、5人で出かけました。小5の甥っ子(双子)と5歳のケイがキッゾ(キッザニアの通貨)を稼げる仕事としてまず、したのが国際物流DHLの配達員です。各ブースに小包みを届けます。何が楽しいんだか、と思いますが、カートを押すのがうれしいコドモ心をつかんで結構、人気です。お手軽にキッゾも稼げるし。大手スーパー「BiG Bazzar」では、レジ店員は8キッゾ、マネジャーは10キッゾと「給料」にちゃんと格差が。グルガオンにある本物の店ではレジにお釣り用のアメチャンが詰まっているのですが、さすがに入ってなかったです。
 警察官には笑いました。青と赤に色が変わる警棒を手にパトロールに出かけ、スピード違反をしている人を見つけたら「警告」し、いうことを聞かなければ暑に連行…という筋書きです。スピード違反って…サクラを仕込んでいるのかな、と思いきや何もないらしく、3豚児はぐるぐる回っただけに終わりました。でもあとからみると、ただ立って話しているだけの人を職質、追いかけまわしている警官がたくさんいました。秘密警察かっ。
 どのブースもフツーにキッザニアで、塗料のせいで目が痛んだことを除けば、とてもインドとは思えません。いたれりつくせり、サッカーなんて1人ずつ、場内アナウンスもしてくれます。飲食スペースもいろいろあって座れるし、広いだけあります。
 午後3時過ぎになって混み始めました。たっぷり5時間は遊び、またキッゾがなくなってきました。キッゾがもらえるものを…とたどり着いたのが「ダンスアカデミー」でした。なぜダンスのレッスンをしてもらっておカネがもらえるんだろう。まあ何でもいいか、これ行きなよ。そう促すと3人はスタジオに消えました。
 ガラス張りの外から見物です。ボリウッドダンス風の振り付けを何度か繰り返しています。それなりに形になっていますが、笑えるー。15分ほど練習したでしょうか、終わったようです。コーチに「あっちへ行って」と隣のブースに入るよう促されました。へ?この中?
 重々しい緞帳を開けて入ると、座席数50以上はありそうな本格的な劇場でした。やっとキッゾがもらえる意味を理解しました。そっか、ショービジネスってわけかー。
 ステージには緞帳が降りたままです。「レディース&ジェントルマン・・」。ヒンディーポップスにあわせて緞帳がするする、上がります。最前列に陣取った姉と2人、爆笑です。きょとーん、ぽかーん。「え、ココで踊るの?」と顔に書いてある3人が立っていたのです。派手なラメ入りベストと帽子をかぶり、それでも恥ずかしがる様子もみせず、何だかそれなりにイキイキと踊っていました。ああ、何だかコレだけでも値千金、モトをとった気がします。インドで初舞台なんて最高だねえ。
 ダンサーとして稼いだキッゾを足して、おしまいにスポンサーがつかなかったのか「エアー・キッザニア」(フツーは実在する航空会社)で2度目のパイロット経験をして(操縦のみでCA体験はなし。キッゾは支払う。操縦も道楽かっ)外に出ました。大満足です。