多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

「ペンで、心を動かす」Pen&Co.株式会社:https://pen-and.co.jp

メトロ&ラン&お迎えに挑戦<下>

 5歳の丁稚ケイが通うブリティッシュスクールまで走りながら、インド暮らし革命だー、と1人、興奮していました。ものすごいお得感です。いままでは2往復で3時間半、何もできず寝るだけ、揺れに耐えていただけなのが一転したのです。まずコストです。メトロでグルガオンから最寄り駅「Race course」駅まで40分、たった19.8ルピー(=31円、交通カード使用で10%引き)です。そこから30分走るので片道30円ですみます。帰りはタクシーuberに乗って自宅まで40〜1時間、250ルピー(400円)です。レンタカーならなおさら跳ね上がります。次に時間です。メトロ+ランだと家を出てから1時間半はかかりますが、レジデンス内のジムで走ることを思ったら、費やす時間は同じか減ったぐらいです。3つ目はメンタルです。渋滞に巻き込まれるストレスが当たり前ですがメトロだとありません。2〜5分に1本は来るから待つこともなく、自由に動ける幸せをかみしめます。ランそのものにしても、仏頂面の我が身と対面しつつ走らねばならないジムよりも緑に囲まれて気分はいいし、やる気100倍です。いくら外が走りたいからと言って、わざわざデリーまで行きませんので、緊縮財政で車がなくなったことに感謝したいほどです。いやー、一石三鳥以上、オトクだわー。ふとしたきっかけで、やるわけないと思っていたことができるものなんだな。メトロでさえ乗るまで3年、かかったのに。
 もっと走れるんちゃう?と、さらなるお得感をめざして2日目は手前の「INA」で降りました。ここからだとラン6キロが稼げました…が、ごみごみした道を通らなくてはならないうえに気温34℃、ノドがかわいて死にそうに。水なしで走るのだったら、やっぱりレースコース駅からにしよう。
 3日目はリュックに水筒を入れて走りましたが、ゆっさゆっさ…。やっぱりないほうがいいな。4日目、体にぴったりくっつくランベルトに財布とケータイ、IDカードを入れ、ネルー公園も走って5.5キロを稼ぎました。これぐらいがちょうどいいな。
 1月のムンバイマラソン、2月の東京マラソンも申し込みました。ムンバイは毎年、申し込むもののエラーが出て参加できず、東京は倍率10倍以上、8年連続ハズレです。でもいいや。ここのところインド・トラップにもがくだけだったので、ランにすがって脱出しよう。