2年ぶりのデリーハーフマラソン<上>

 デリーハーフマラソンに出場するため20日午前3時半、目が覚めました。はちみつたっぷりのパンとミルクティーをもぐもぐします。拙著「パリの晴れごはん」で取材させてもらったフランスのMさんにならってのレース当日食です。いつも足首にテーピングをするのですが、安物のせいかうまく巻けず、やっぱりアカンな、とそのまま5本指ソックスを履きました。午前4時50分、相方ユウサン不在のため5歳児ケイを抱えてグルガオンの自宅を出ました。空港近くのホテルでバンガロールから来たM子さん夫妻を拾い、午前6時にはネルー・スタジアムに到着です。参加するのは3回目ですが(昨年は神戸マラソンに出るため欠場)、いつもレース後、車を見つけるまでが大変なので約束の場所(メヘルチャンドマーケットのCafe coffee day)を確認してから眠るケイを車に残し、スーパー運転手サンジーブさんに任せます。本当に助かります。彼に日曜出勤を「ノー」と言われていたら出られませんでした。
 入場前に身体検査を受けるのはこれまで通りでしたが今回、初めてゲートでゼッケンをピッとされました。警備員が手にしたスキャナーをのぞくと、私の顔写真がニッ、と出てきたではありませんか。うわぁ、すすんでるー。これで身元確認するんだな。すぐに思い浮かんだのが昨日、急きょ代走することになったRさんのことです。申し込んでいたSさんがケガのため欠場することにし、じゃあ替わりに出ない?ということになったのです。「絶対ばれないですよ」。そう言い切っていたのですが、やばっ。大丈夫かな。出張でインド入りして、早起きしてスタジアムまで来てはねられたんじゃかわいそうだ・・・。
 ステージの前でインド走友会の仲間たちが続々、集まりました。Rさんも「スキャンされたときにやばっ、と思った」そうですがおとがめなしで、無事に入場できたそうです。日本人の顔なんてみんな一緒に見えるだろう・・・にしても、全然ちがいますけどー。テキトーなようで意外とキッチリしていて、でもやっぱりザル…というのがインドらしい。「シンゴさん〜!」。思わずハイタッチしたのは日本へ帰任したのに、わざわざ舞い戻ってきてくれた副会長です。大気汚染もひどいのに、うれしいなあ。ドイツからR子さんも2泊で来てくれました。頑張ろう。昨年まではリーボックが後援だったのに、今年はPUMAに替わっていました。EコマースのJABONGの広告も目立ちます。1万5000人のランナーのファッションも年々、まともになっているような。インドの「いま」がかいま見えます。
 私は記録を探すのが面倒で女性枠(過去の記録は不要)で申し込んだため、Fブロックスタートです。スタートまで15分ぐらいかかりそうですが、このレベルでもペースメーカーがちゃんといます。しかも1時間50分、55分...と2時間20分までは5分刻み、それ以降は10分刻みなのがすごい。ありがたいけれどトゥーマッチちゃうかっ。ハーフでこんなに手厚い大会も知りません。ダンゴダンゴで押し合いへしあいですが、まあいっか。のんびりスタートです。