無印良品、デリーに<下>

 「私とMUJI」というタイトルで文をつづるなら、たいていの日本人は思いを込められるでしょう。人生のステージそれぞれに寄り添う商品がある気がします。就職してからずっと、家具(というか収納)といえばMUJIです。転勤しても全国どこでも同じものが買い足せましたし。インドに引っ越した4年前も、衣装ケースやワゴンなど持って来ました。大阪編集者時代、東京で赤子連れ時代はCafe&MEAL MUJIを愛用したっけ。京都のアトリエ時代はボウルや鍋をMUJIでそろえ、インドにも持ってきています。S字フックひとつにしても横揺れせず、つるせるクリップもたくさん買い込んで重宝しています。成田空港でチェックインを終え、最後に駆け込むのもMUJI TO GOだなあ。
 インドでの人気ナンバーワンは文房具なのだとか。確かにカラフルで明らかにローカル製品より質がいいから、分かりやすい。インド人ブロガー対象の先行公開(SNEAK PEEK)に一緒に招かれていた最強ブロガー・BLUE LOTUSさんはデリー在住17年、「こんな日が来ようとは」と感慨深そうです。私も4年ですが、本当にすごい。にしてもちょっと心配なのは、モノトーンでシンプルなMUJIがギラギラに派手好きインド人に受け入れられるのかな、お掃除なんて自分でしない購買層(富裕層)が掃除道具とか買うのかな…。「私たちで買い支えましょう」。BLUE LOTUSさんはきっぱり言うのでした。
 価格は100円のものが100Rs(170円)ぐらいな印象です。輸入品は仰天するほど高いインドにしたら上出来です。私はさっそく、チリトリとホウキのセットを買いました。680Rs(1150円)。日本だと680円です。ああ4年前とは言いません、1年前にオープンしていたら、家具とか全く悩まず、MUJIで速攻、買っていただろうなあ。ま、逆に言えば、なかったからこそ汗と工夫で乗り切ったともいえます。

広告を非表示にする