4〜5月の欧州滞在、最後の街は北イタリア・ピエモンテの州都トリノでした。雨女の本領発揮のザーザー降り。それまで小さな村にいたので新鮮。駅前のちょっと、決して治安のよろしくないような雰囲気も、なんだか味わい深く思えました。もちろん、気をつけな…

私より１つ年下で4児の母ラファエッラは、ピッツアも作ってくれました。粉1キロに水分500ｇが基本です。水と牛乳、ビール、ガス入りの水、オリーブ油などなど、人それぞれ。イーストと砂糖を混ぜてよくこねます。ぷっくり発酵したら、薄く延ばして具をのせま…

北イタリアの農家民宿で真っ先に教わったのが、ピエモンテ流ラヴィオリです。強力粉と卵だけが台に並びました。あれ、セモリナ粉って使わないんだ。ラファエッラは「セモリナ粉はパスタには入れない。使うとしたら、ドルチェ（デザート）かしら」と言いなが…

北イタリアの農家民宿で午後、料理を習っていると、娘たちが学校から帰ってきました。「あ、クロスタータだ！」。長女アンナがうれしそうにほおばりました。「トルタ・ディ・クロスタータ」は、格子状に生地をかけたタルトのこと。宿を切り盛りするラファエ…

5月初旬に滞在した北イタリア・ピエモンテ州の農家民宿「カッシーナ・アンリ」では料理教室を開いてもらいました。あちこちで料理教室をしてもらったけれど、彼女から習ったレシピはどれも使い勝手がいいというのか、手になじむ感じ。知ってしまえばどうとい…

「1日デンマーク食堂」を6月26日、開きました。米シアトル、東京、大阪、京都、奈良、神戸から14人の方々がいらしてくださり、本当にいつも感謝です。東京のＲ子さんは昨年末、恵文社一乗寺店で開いた出版イベントでのご縁。私がお菓子を納品に行った際に偶…

「近ごろ走ってます？」と元職場の大先輩からメールがありました。マラソンって本当にウィンタースポーツ、夏場はシーズンオフと勝手に決め込んでいます。走る距離は冬場の半分ほどですが、細々と続けています。ただし汗をかく量は冬の倍かも。早朝の京都御…

米シアトル在住Ｅさんはハワイ経由でほぼ、１日がかりの帰省だったそうです。しかもハワイまでは国内線扱い。６時間乗ってもなーんにも出てこないのだとか。でも関空〜シアトル便が６月、週７便就航したのでぐっと近くなったそう。へぇー意外。関空ユーザー…

米シアトル在住Ｅさんがアトリエ来訪。米西海岸に展開する食材スーパー「Trader Joe's」の品々をたくさん、届けてくださいました。ここのアーモンドパウダーは以前、郵送くださったことがあります。なぜご存じ…？と思うタイミングのよさでした。イタリアのア…

朝日新聞販売サービスのレシピ集「朝日クッキングサークル」が届きました。もちろんゲラなどで紙面イメージを見ているのですが実際、冊子になるといつも感激します。 料理研究家・藤井恵さんのおいしそうな野菜のおかずたちが１０品ほど並んでいます。８月号…

山形県民のソウルフード・玉こんにゃくは戦後の貧しい農家が、花見団子に見立てて食べたのが始まりだとか。そう考えるとちょっと切ない気が…。山形滞在中には食する機会がなかったのですが、チカチャンから「レンジで玉こんにゃく」をいただきました。彼女の…

asahi.comコラム「論より、おやつ。」でも書いたように、山形・鶴岡で出会ったのが「小ナスの砂糖漬け」です。材料はナスと砂糖だけ。「昭和天皇献上」との金色シールが誇らしげです。シンプルですが一人で食する勇気が？なく、「１日デンマーク食堂」で１５…

山形といえばサクランボとラスクとイタリア料理店「アル・ケッチャーノ」かな…。若チカ記者からメールをもらった今冬、頭に浮かんだのが前述３つでした。ラスクは１０年ぐらい前、山形出身の同期からもらって知りました。職場への差し入れに重宝しましたが、…

将棋の駒の里・山形県天童市へ。ごく普通の住宅街に県外ナンバーが続々と乗りつけます。チカ記者御用達の息抜きスポット「腰掛庵」でした。わらび餅と「醸まん」と呼ばれるおまんじゅうと、かき氷が名物です。ちょっと悩んでわらび餅にしました。ほら見てみ…

老若チカともコーヒー党。ポストや狸森焙煎所ではしつらいのすみずみにまで、「心」を感じました。ポストやトイレのしつらいもなんだかいい感じ。そう、志は細部に宿るのです。山しか見ていない道路わきにあって、ちゃんと成り立っているってスゴイ。どこに…