東京・馬喰町で被災地・大槌について語る
東京・馬喰(ばくろ)町に出かけるのは2度目でした。チェコ雑貨にドイツ雑貨、フランス雑貨が集まり、思わずウキキーと叫んでしまったレトロビル「アガタ竹澤ビル」なんて、1室ずつ沈没して回りたい。またゆっくり来よう。
熱血編集者Mさんが案内してくださったのがブックカフェ「イズマイ」でした。岩手・大槌へのおやつ取材でお世話になった現地駐在の東野記者も、久しぶりの東京滞在ということで会うことができました。津波で畳屋を営んでいた親を実家ごとなくし、地域の力になりたいとUターンを希望している男性に、仮設住宅の入居が認められないというのです。家は土台しかないというのに。「被災者ではない」ということのようですが…。しかも仮設は空いているといいます。だれのための制度なんだろう。福島旅行もそうですが、3・11について今回、改めていろいろ考えさせられました。根無し草ライフになってしまっているからこそ、その土地に根を張って生きる人たちの思い、忘れないでいよう。
東野記者が著わした「駐在記者発 大槌町 震災2年目の365日」には恥ずかしながら、私が大槌を訪れた話も紹介してくださっています。私もまだ読んでいない…早く手に入れようっと。写真ははだか祭で有名な岡山・西大寺にある「穂の華」のランチ、コーヒーとデザートもついて1050円。野菜たっぷりで丁寧な味わい、何よりええっと驚くリーズナブルな値段、しみじみしました。
- 作者: 東野真和
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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