メトロ&ラン&お迎えに挑戦<上>

 5歳の丁稚ケイがザ・ブリティッシュ・スクールの1年生になり、デリーまで1日2往復する日々も2週間がたちました。登録しておけばハウスキーパーでも送迎OKなので、私もそのつもりでした。送りだけはまだ1人で起きられないので仕方ない、私がするとして、迎えは任せるコンタンでした。ところが事情が変わりました。ハウスキーパーは引っ越してサービスアパートでなくなったことで仕事が増えたうえ、ドライバーも使えません。1日2往復、合計3時間半を車で過ごすのか…。日本の快適な道路と違い、乱気流のような揺れだらけです。しかも大きな車ではなく、小型車中心のタクシーuberだと天井に頭をぶつけそうです。
 それならいっそメトロにしよう。さっそく試すことにしました。グルガオンのMGロード駅からブリテッシュスクールの最寄駅「Race course」まで40分ほどで到着です。駅から学校までは3.6km、車で10分と出ました。uberを拾うつもりでスマホを操りはじめましたが、ふと指が止まりました。車に乗ると迎え時刻の15:20には早く着きすぎます。着いたところで外で待つしかありません。ランの神様がささやいたのは当然でしょう。道もほぼ直線で迷わずいけそうです。走れるんちゃう?Google mapでは徒歩なら50分と出ました。これだと15:20を過ぎてしまうので、走らざるをえません。いいモチベーションだわ。
 声をかけてくるオートリキシャーを振り切り、走り出しました。走るつもりなどなかったので、小さな手提げカバンを下げたまま、単に急ぎ足の人、です。すぐに競馬場の緑が左手に広がりました。せせらぎもかいま見えます。入れたらいいのに、無理かなあ、デリーにもこんなところがあるんだ。
 次にネルー公園のわきを通り、豪州大使館、米国大使館の前を通って学校へ。チャナキャプリは大使館街だけあって、歩道もないグルガオンの悪路とは比べものにならないほど整備されています。感動しました。
 迎えに来たエレガントなママたちに交じり、汗だくでゼーハー言うのでした。ゴメンあそばせー。