インドで盲腸?!<6>

5:40 ナースが抗生剤の点滴を充填。またつながれる。錠剤をのむように促され、のむ。ナニコレ?と効くがいまひとつ英語の通じにくいシスター(=ナース)で返事なし。検温と血圧。検温は華氏(F)表示。「96.5F(摂氏35.8度)」とか。
6:00 ハウスキーピング、ティーボーイ、またハウスキーピング…雇用創出の一環に病床にありて大貢献〜。たまりかねて前日、「Don't disturb」の札を2枚もドアノブに下げているのに。そう思ってドアを見たら2枚とも落っことされていた。効き目ない。
7:00 空腹のあまり?何だろう、お腹が痛い。ナースのコールボタンを連打する。外してー。やってくるのは茶色の服(クリーニングスタッフ)ばかり。エメラルドグリーンの服を着たシスター、カムー。インド英語っぽくなってきた…。
8:00 朝食。お粥、サンドイッチ、フルーツ。においが鼻について食べられない。
8:30、茶色服スタッフが体をふきましょうか?とタオルを手にやってきた。確かに点滴と注射器を刺されたままでシャワーも浴びていないが…。アラブの王侯貴族じゃあるまいし。断る。そういえば入院受付の壁に掲げられた電光の為替換算表はドル、ユーロ、中国元、サウジリヤルだった。サウジから医療ツーリズム、はわかるけれど(白いオバQ姿をロビーで見かけるし)、中国からも来ているのかな。
9:15、ナースが体温と血圧を計りに来る、、ってアサイチでやったやろー。引き継ぎ…ないのね…。
このあたりから余裕がなくなる。ゼイゼイ、はぁはぁ。ブドウ糖点滴切れの影響か、吐き気と下痢。こっそり持ってきてもらったポカリスエットさえダメだった。何だろう。トイレで行き倒れる。せっかく虫垂の痛みは8割方、消えたのに。2次災害のがよほどきつい。がんのため入退院を繰り返した亡き母の気持ちが分かる。それなのに押し寄せる雇用創出な皆様。ほっといてええ。
17:00 ようやく落ち着いた。ホッ。明けない朝はない、終わらない痛みはない、のかっ。スナックとしてガーリックトーストと紅茶が運ばれた。い、いらん。
18:00、元の抗生剤に戻る。夜勤のシスター(看護師)はアジアっぽい顔立ちだった。インド人ですか?と訊く。「ノー。チベット人です」。ダラムサラ出身といった。大きなメガネをかけていてテキパキしている。英語もきれい、スパイスの香りもしない。「チカコ」、と正確に読んでくれた。いつも名前なんかほとんど呼ばれないから、それだけで信用できて、近しい感情を持つものなんだなあ、と改めて思う。

広告を非表示にする