ヒョウ降るグルガオン
在デリー圏の邦人ランニングサークル・インド走友会のサタデーランは12日、20人で走りました。雨上がりの初夏の朝、青空がくっきり鮮やかで、ココが世界最悪の大気汚染都市?ナニソレ?と思わせるさわやかです。ああ、ずっとこうならいいんだけれど。
走って終わってクールダウンの号令係をデリー随一のオケイコ男子リチャードにお願いしました。アキレス腱、ふとももなど一通りストレッチしたあと、リチャードが体の動きを止め、やおら神妙に切り出しました。「ふだんはしないんですが…深呼吸しましょう」。なーんだ、何かと思った。ではしましょう、はい、スーッ。空を見上げた瞬間、イターッ。顔に何かがぶつかってきました。バタバタボタボター。あ、本当にシュケットやワッフルに使う「あられ糖」よりも大きな白い粒々で、ヒョウだな。「うわ、ヒョウだ」「珍事だー」と言いながら仲間たちは屋根の下に駆け込んだり、写真を撮ったりしていました。すごいなリチャード、またの名を「改源」(CMに登場する風神に似ているので)というだけあります。
ところでヒョウって初夏の季語なんだな。新興都市グルガオンに名実ともに暑い季節がやってきました。
- 作者: 多田千香子
- 出版社/メーカー: 風鳴舎
- 発売日: 2015/06/22
- メディア: 単行本
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