いつのまにかグルグラム
インドのどこに住んでいますか?と日本で訊かれても「グルガオン(Gurgaon)」と答えることは稀でした。経済成長を続けるインドを象徴するような新興都市ですが、まだまだ知られていないので、「デリーのほう」とか「デリーらへん」とか。訪問販売の消火器売りの「消防署のほうから来ました」という口上かっ。さらに新人記者時代には「警察のほう回ってきます」と言ってサボっていたっけ。あー、あいまいな日本のほうのワタクシです。
知名度がただでさえ低いのに、一時帰国している間に「グルグラム(Gurugram)」と名乗ることに決まったと報道されていました。「ガオン」「グラム」も「村」との意味は変わらないらしいのですが、「格」が違うらしい(「グラム」のが上等、師<グル>の村の意味)。ひー、名刺を増刷してきたばかりなのにー。
と、日本的に真に受けたのですが、インド的にゆっくり、シフトしていくのでしょうか。どちらにしてもまだまだ「デリーのほう」と言い続けないといけないな。
- 作者: 多田千香子
- 出版社/メーカー: 風鳴舎
- 発売日: 2015/06/22
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