フェルベールの白桃ジャム

　「ベタベタに甘い」「食べきれず冷蔵庫の片隅で眠るもの」。ジャムの概念を取っ払ってくれたのが、フランス旅行で買った「クリスティーヌ・フェルベール」です。１２月２３日にも書きました。あちこちで手土産に配り、絶賛の嵐でしたが、自分のためのとっておきは、「Peches blanches au the rose de chine」。白桃のジャム、バラ入り中国茶の香り。確かにほんのり、高貴でエキゾチック。上品な香り付けが本当にお見事で、時々フタを開けては匂いをかいでいるほどです。裏書きを見ると、ジャム１００グラム中、砂糖は60グラム含んでいるというのに、フルーティであきがこない。日本で買えば２２０グラム入り一瓶1500円、現地でも900円前後もしますが、払うに値します。残るは、アプリコットとミラベルの２種類。独り占めしそうな予感です。
　ちなみに先日買ったいがらしろみさんの「ロミ・ユニ・コンフィチュール」のいちごミルクジャムは、80グラムで確か、700円ナリ。フェルベールさんのよりもずいぶん割高。かわいらしいですが、量が少なすぎます。次のお試しは、やはり評判の「フランシス・ミオ」のジャムかな。