多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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香港・生記粥品専家の鶏粥

 香港人の熱さへのこだわりは見事だと思います。日本の外食ってかなり、生ぬるい。まるで日本社会そのもののように。お粥に関しては、もう香港圧勝の巻。油條(揚げパン)をレンゲで沈めつつ、ハフハフする至福。あちこち食べ歩きましたが、私のナンバー1は、上環にある生記です。香港の店の中でも、熱さが際立っているから。今回の旅行では3時すぎに行ったのに、少し並ぶほどの人気でした。蟹が1匹、粥の中でシンクロナイズドスイミングしている鮮蟹粥は36ドル(470円)、でもまぁ、蟹雑炊というか、日本人には想像の範囲の味かもしれません。私のお勧めは肉系です。香港人が好きな及第粥(臓物)もいいし、鶏や牛肉団子がのっかったのも、ピータンと細切り肉も、ねっとり感がお粥に合う気がします。具によって値段が違いますが、ランチ時を外すと3ドル値引きしてくれるサービスもいい。生記のお粥を食べるためだけにでも、香港に行きたい私。食文化大国には、勝てん。意味もなく敗北を感じつつ、どんぶりをカラにするのでした。