多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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クスミチョフの紅茶

 通りがかりの15区のロシア食材店で、クスミチョフ(Kusmichoff)の紅茶を見つけました。ロシア王朝御用達の紅茶問屋は革命が起こり、サンクトペテルブルグからフランスに亡命。1920年、店を再び開いたそうです。亡命・・過酷な運命を越えて、人に愛され続ける紅茶。物語性に弱い私、ロシア好きの先輩が勧めてくれた「アナスタシア(Anastasia)」を迷わず手に。もう一つは、「ウラジミール(Prince Vladimir)」にしました。アナスタシアはベルガモットとレモン風味、ウラジミールは柑橘類とシナモンなどの香辛料入り。アナスタシアは缶を開けた瞬間から、ふわっと愛らしい香り。最後の皇帝の末娘の名の通りです。断然好み。ウラジミール大公は、やはり渋さを放ってる気がします。「ラスプーチン」なんてお茶は・・・ないよね、まさか。缶が素敵です。1缶(125グラム)各9.2ユーロ(1200円)でした。
 百貨店ボンマルシェサマリテーヌなどで販売。