ルノートルの製菓教室

高級総菜・菓子の大手ル・ノートルが開くアマチュア向けの料理教室に参加しました。シャンゼリゼ通りにあります。受付のマダムが、１１５ユーロ（１万５千円）の参加費が払われていないと言います。ちゃんと今月初めに友人の分と２人分、カードで払っているのにひどい。事務作業がズサンなのには、脱力してしまいます。
　気を取り直して実習です。参加者は８人、私と友人以外はフランス人です。作るのはイチゴのケーキ「フレジェ」。とはいえ製菓の留学先とは違い、緊張感はなく和気あいあい。ココナツのクッキーやコーヒーをいただきながら、実習です。一人で一台作るのではなく、８人での共同作業。卵を割ったり、粉を混ぜたり、のんびりムードのお菓子作りもいいなぁ。いつもは「早く早く！」とシェフにせき立てられていますから。
　ピスタチオ味のスポンジ生地を焼き、３枚にスライス。フランボワーズのゼリーも作りました。中身はカスタード入りのバタークリームとイチゴ。スポンジとゼリーを挟みました。さらにホワイトチョコレートも塗るなど、とっても手が込んでいます。１人１台ずつお持ち帰り。こんないい加減に作って、ちゃんとおいしい。お菓子作りって楽しくてラクで、華やかでなくちゃねぇ。
　ラジオを聞いていたら、東京で地震があったと言ってるように聞こえました。ネットで確認して、混乱を知りました。本当に地震は怖いです。留学先で「福岡で地震があった」というときまって「でも、たいしたことなかったんでしょ」と言われるのですが、返答に困ります。いくらネットが発達しても、ニュースの体感温度までは伝わらないもどかしさを感じます。