リンゴタルト比べ

　テレビ通販の「腹筋ひきしめギブス」や「野菜ジュースメーカー」が気になるお腹になってきました。「もう驚きの効果！トレビア〜ン」的な大げさ節はもちろんアリですが、電話代が１分０．２２ユーロ（３０円）もかかるのは、ちょっとないんでないかい。などと思いつつ、近所の老舗パン屋「ル・ムーラン・ド・ラ・ヴィエルジュ（le moulin de la vierge）」でリンゴのタルトを２．５ユーロ（３４０円）で購入。まだアツアツだったので、大急ぎで帰ってほおばりました。リンゴはボテッと３切れ、中にも煮リンゴが詰まっています。ポワラーヌのリンゴタルトは軽くサクサク、パイの歯ざわりがいいのですが、こちら「ムーラン」のはリンゴがネッチリ、表面の砂糖の「おこげ」がいい。まぁカラメルというのでしょうが、「おこげ」のように、期せずして出来ちゃいました、という無為の美を感じるのです。大げさか。