1日パリ＆ジュラ食堂

　「1日パリ＆ジュラ食堂」を開きました。フランス東部ジュラ県の民宿のテーブルの再現をめざしました。主人のジャン＝フランソワの姿に教わったのです。なにより大切なのは和気あいあいと話し食べることだって・・。彼は知らない者同士が話せるよう、さりげなく日ごとに席を替える気配りをみせていました。だから「1日食堂」は作り方より大いに話し、心をハートマークだらけにしてもらうのが目的です。
　今回は岐阜、大阪、兵庫、奈良、京都の8人が参加してくださいました。いつも思います。会社時代って、なんて世界が狭かったんだろう。それはそれで幸せだと思っていましたが・・。ちぢこまっていた腕をうーんと伸ばしたら、アラすごく心地いい、私って肩凝っていたのね、と気付いたような感じです。そう、のばした腕の先の空はめっぽう広かった。伸びやかな出会いの喜びったらありません。いつも感激します。
　今回のデザートは著名シェフ、アラン・デュカスのレシピで作ったガトー・バスクです。本当はサクランボなのですが手に入らず、生のブルーベリーを軽く煮たソースをたっぷりかけて。そしてお詫びを。せっかくオレンジの花の水を入れたカスタード・クリームを作ったのに冷蔵庫に入れっぱなしにして出し忘れてしまいました。ごめんなさい！