ナンデヤネン物売り

　ヴァラナシの夜、火祭りのようなプージャー（礼拝）を見ました。川べりが人で埋め尽くされてすごい熱気です。若い僧侶たちが等間隔にあるお立ち台に並んでたいまつを操り、踊り、お経を唱える姿はジャニーズ系の歌のような・・・。異次元に迷い込んだみたい。最後は「ジャーイ（万歳）」と言いながら両手を挙げて締めくくっていました。私たちを案内してくれたインドの友3人も、「ジャーイ」。私たちもジャーイ、マネするのが旅行中「私たちブーム」になりました。
　早朝にまた川べりへ。チャイを飲んでいたら染料ヘナ売りの男がやってきました。「ノータカイ。100ルピー（200円）」といって、絵の具のような小さな箱を見せに来ました。すぐに50ルピー（100円）に値は下がったけれど、いらないなぁ。「20ルピー（40円）なら買う」と返すと「ナンデヤネン！」本当に自然な大阪弁なので笑えました。しまいには「ココから飛び込んだらタダでやる」と言われたけれど、ナンデヤネン！思わず彼のセリフ、そのまま返しそうに。
　旅の友M子ちゃんは100ルピー（200円）で買っていました。私に寄ってきた売り子が50ルピーでOKだったので「ボクは学生でコンピューターサイエンスを学ぶためにおカネがいるんだ」と言い訳していたそうです。敵もさる者、でもナンデヤネン…。これも「私たちブーム」に。