チクワ風カンノーロ

　英仏伊のテキトーづかいを目標に、ミラノのステイ先で初のイタリア語レッスンを受けました。たった３時間ですが、それでもゼロよりはまし。フランス語の語尾をイタリア語っぽく「ア」とか「レ」とか替えて巻き舌で言えば通じそう…との認識は、当然のごとく激甘でしたが。「写真を撮らせて下さい」は、イタリア語で何というのだろう。「黙っていれば伊達男」ジャンカルロに尋ねました。質問の意味が分からない様子です。「撮影をひとこと断ったほうがいいでしょう」。こういうと笑われました。「イタリア人には必要ないよ。みんなこうやって決めてくれるだろうからね…」。髪をオールバックになでつけて、ネクタイを直すフリをしました。ぷぷぷっ。なんだかいいな。「人生謳歌指数」なんてあったら、１位じゃないかな、イタリアって。
　そんなことを思いながら通りかかったパスティチェリア「cucchi」へ。ミニシュー、チクワのようなシチリア菓子カンノーロ、ババで３・６ユーロ（４００円）でした。シューとババ、おいしかったです。
Pasticceria Cucchi 1 Corso Genova　Milano