割烹・上内(うえうち)のカキの時雨煮
94歳の祖母をグループホームに訪ねました。実家より車で30分、備前市日生(ひなせ)の海の見える丘にあります。途中の岡山ブルーラインから見える片上(かたかみ)湾の景色が大好きです。ポコポコと浮かぶ島を背景にカキの養殖棚が並んでいて、水面がキラキラ輝いて…。グッときます。きれいなところで生まれたなあ。近くで昼食。ご当地グルメ・カキオコは食べたことがありません。きっとこれからも食べないでしょう。準・地元民としてはカキはやっぱり殻つきに限ります。
近ごろの定番は「日生割烹 上内(うえうち)」です。広くてゆったりしていて、びっくりするほどリーズナブルです。京都でアトリエを開いていたころ、女子10人で備前旅行をしたときにも立ち寄った店です。なつかしい。
盛りだくさんの松花堂弁当は1575円。今回は穴子丼を頼んだのでしたがアナゴが売り切れとのことで、天ぷら定食1200円にしました。揚げ加減がレアな感じで、ううたまらんー。お突き出しに出された小鉢が、11月に来た時も登場したカキの時雨煮でした。やったー。殻つきに限るといっておきながらナンですが、丁寧にふっくらと炊き上げられていて、さすが板前の技。カウンター越しにもたくさんあって、帰り際に大将に伺いました。どうやって作るのですか。「水、砂糖、濃口、ショウガ」だそう。みりんだと硬くなるそうです。「立派な板前さんになるんだよ〜」と、丁稚ケイにスポーツカーのプラモデルをくれました。次こそ穴子丼にしよう。
日生割烹 上内 0869-72-0502 水休
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