多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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台湾の新幹線のレモンケーキ

 台北駅へ。台湾の新幹線・台湾高鐡に乗って中南部にある嘉義へ向かいました。切符売り場にも車いす・子連れ優先レーンがあってスイスイ。6号車のビジネスクラスグリーン車)にしました。12:36発で14:00着、1455NTドル(4000円)。通常の指定席は1080NTドル(3000円)、自由席は1045NTドル(2930円)です。日本の新幹線700系の改良型で、外観はそっくり。ホームは地下にあって品川駅みたいだな。車内アナウンスの英語バージョン「bound for ○○〜」という声の抑揚も、聞きなれたJR西日本&東海とそっくり。違うのは車いすで入れるトイレが広く、おむつ替えにもぴったり。おむつ替えの台もチャイルドシートもあって楽々です。さらに車いす用のスペース、スーツケースが置けるスペースもあってありがたい。これならバギーも乗れます。
 ビジネスクラスに乗るとすぐ、手のひら大のレモンケーキとミネラルウォーターが配られました。オレンジ色のベストがかわいい売り子さんに「何か飲みますか?」と訊かれ、コーヒーをオーダー。ワゴンに40NTドル(110円)とあったので支払おうとしたら、サービスだったのでした。素晴らしい。レモンケーキはカステラのレモンピール入りという感じで、あっさりしてこれまた日本的なおいしさでした。隣は台湾のビジネスマンも、荷物を上の荷台にあげてくれたりしてやさしい。日本の新幹線だと…いや、日本のいいところもいっぱいありますが。扉を手動で開ける車掌さんに見送られ、快適な80分の陸の旅は終わりました。
 高鐡の嘉義駅から市内までは30分ほど。タクシーは385NTドル(1000円)でした。ほぼ同時刻で福岡から飛んでくる姉とはホテルで合流する予定にしていました。