パンの先生と送別カフェ＠六本木・Randy

　六本木へ。埼玉でパン教室を開くNさんと久しぶりに会いました。「ヴァニラ食パンを作りたい！」と熱く語っていたのが2年ほど前になります。パン教室を開いたけれど初回、人が来なくて、でも1人でパンを焼いたこと、少しずつ生徒さんがついていったこと・・。何だか共感できて、フレーフレーと応援している女性です。
　「もう1度会いたい。チカコサンに会ってお礼が言いたい」。ああ、この言葉に私は本当に弱いのです。スペイン大使館に向かう坂道を登りながら、心で繰り返しました。もう1度、会いたい、か。パリのサンジェルマンデプレで大阪のRさんにも同じセリフを言われグッときたこと、もう一度、母に会いたい、声が聞きたい、でももうかなわない。この街を卒業する直前になって、ちょっとおセンチモードかな。新緑がうるむなあ。
　Nさんとの時間、心から大切にしよう。そんなことを思いながらスペイン大使館の隣のカフェ「Randy」のテラス席で、短い時間ですが語り合いました。もう一度会えて、本当によかった。写真はNさんが頼んだレモン味のスコップケーキです。丁稚ケイがほとんど食べてしまったような…ありがとうございました。

パリ砂糖漬けの日々―ル・コルドン・ブルーで学んで