インディアン・イエローの話from NY
NYを1年前、旅した際にお会いしたA子さんから激励メールが届きました。絵画の修復家である彼女が教えてくれたのが、いまはもうほとんど手に入らない「インディアン・イエロー」という名の黄色の話です。19世紀までのインド細密画に使われていて、マンゴーの葉と水だけで育てた牛の尿から作る色なのだとか。す、すごい。よくそんな発想になるなあ。あ、でもすごく自然な流れかも。いまちょうどマンゴーの季節で、道端でもマンゴー売りを見かけますし、近ごろは見なくなったと思った野良牛さま軍団も、デリーとグルガオン境界あたりで発見しました。その色合いを肌で感じられて感動したのです。すごいなぁ、マンゴーの葉っぱ。インドらしい。いまはIndian Yellowというと人工的に作られた絵の具をさすそうで、それもまた面白いなぁ。
写真はマクドナルドの広告、ソフトクリーム14ルピー(28円)が夏価格で10ルピー(20円)。おいしいかな〜。
- 作者: 多田千香子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/01/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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