多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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ムンバイのスギサマ・デリーのH夫妻・赴任女子Cさん

 お世話になっている4人の友が19日夜、アトリエに来てくださいました。昼にデリーの台所・INAマーケットまで野菜を買いに行きました。外国人御用達の八百屋は値札なし(訊けば教えてくれるのでしょうが面倒)、あれもこれもいただくわ〜と指さし大人買いです。パプリカ、ネギ、ナス、トマト、レタス…16種類で1200ルピー(2000円)でした。あれ、きょうは高いなあ。そう思って手書きの会計メモを見ましたが、ヒンディー名のアルファベット表記の模様、わ、分からない…。うっかり高額ネタをつかんでしまったようです。南アからの輸入オレンジも高かったと思いますが、主犯はアスパラガス30本入りとにらんでいます。アスパラガスはどこで見かけても「新鮮やさい」という日本語で書かれた紺色の結束シールが巻かれていて、まるで日本からの輸入品のようです。思わずなつかしくて買っちゃっいましたから。
 メニューは大分名物の鶏天に、先週末のテルさん送別会でサヨさんが出してくれたエビとキュウリのサラダです。おいしかったので再現したくて、電話で作り方を訊きました。薄切りキュウリにネギとゆでたエビをのせ、ショウガと刻んだネギをたっぷり。「煙が立つほど熱したサラダ油を、じゃっと回しかけるのよ〜」。だし醤油と酢、砂糖も入れて、パクチーをちらして出来上がり。中華でよくみかける香油だな。ニンジンの千切りにも試してみましたがなかなかのお味でした。
 まともな肉・魚の在庫が底を尽きかけている食卓で、バリエーションが増えるなあ。サヨさんにも感謝です。
 鶏天の素と鶏天粉は、パリ旅行の際に大阪からやってきたRさんから受け取ったものです。両親が大分・別府で暮らしている私たちの共通の友・Jさんに頼み、Jさんの両親が大分で買ってくれたものが大阪のJさんに送られ、JさんからRさんに託され、そしてパリでキャッチ、インドへ渡ってきました。大分〜大阪〜東京〜パリまで行ってインドまで戻って、よう来たなぁ。友たちのおかげで成り立っている食卓、心から感謝しよう。自分でいうのもナンですがおいしくて、無言の鶏天女と化した私が1人で半羽は食べたような。えーもう帰るのー、こんなんでよければまた来てね、とカミシモの裾を踏まんばかりの勢いで名残を惜しんだのでした。カミシモ履いてないって。写真はテルさん送別会で出されたキスの天ぷらです。キスはバンコク伊勢丹での買い出し戦利品だそう。そんなのありましたっけ?と私が言うと「事前に注文しとかないとダメよ〜」とベテランマダム。よし次回は必ず買おう。それにしても、あぁ、この写真をおかずにお皿にのっけて、ご飯が食べられそう。