一番だいじなこと
カメラマンの坂田さんがチョコレート本の撮影後、こう言ってくださいました。「タダサンが楽しそうに写真を撮っているのを見て、仕事仕事で忘れていた、一番大事なことを思い出しました」。言われた私もドキッとしました。いいレシピを書こう、という思い、プロ意識も大切ですが、小学4年の時に初めてシューを焼いた日のように、ドキドキワクワクしながら、大好きな人たちをおもって作る、書く、という延長線上にそれらがある、ということを。
私にとって人生をかけた5冊目、パリのチョコレート・レシピ本は、小口翔平さんがデザインを担当してくださっています。「風鳴舎(ふうめいしゃ)」代表の青田さんいわく、フォントがすごい、のだとか。街で見かけた看板、お店のメニュー表にツッコミを入れる自称・フォント評論家の私としてはうれしすぎる楽しみすぎるー。彼が手がけた映画「そして父になる」のノベライズ文庫もフォントも確かにすごく素敵で、そうとは知らず、買っていたところでした。いま読んでいます。写真はスタイリストの駒井さんが用意してくださった撮影小物たちです。
- 作者: 是枝裕和,佐野晶
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/09/05
- メディア: 文庫
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