日帰り人間ドック
「前日の午後9時から絶食、朝から絶飲・絶食」。届いた日帰り人間ドックの説明書にこうありました。ひええ。絶、の三連発、なんだか必要以上に恐怖心をあおられます。指示通り飲まず食わずで久留米大学病院へ。母が1年前、ここで亡くなって以来の再訪です。ピンクの寝巻を着た入院患者さんを見るたび、言葉にならない思いのこぶしに胸を突かれました。母がいそうで、たまらない。
まずは身長・体重測定です。かかとを浮かせ気味にして胸を必要以上に張り、1ミリでも高く見せようとするのでした。いまさら新弟子検査かーっ。反対に体重ではベストを脱いで、1gでも軽くみせようとするのですが。
採血は6本、腹部エコー、胃カメラ、眼科健診、心電図といった基本に「レディースセット」というカフェのランチメニューみたいな子宮がん&乳がん検査と、インド赴任中ということで「肝炎セット」も追加しました。どれもこれも我慢できないわけではないけれど、心からエネルギーを抜かれるようです。ああ母は連日、こういう検査に耐えていたのだなあ。
午後2時半、会計を済ませて新弟子検査・・・じゃなかった人間ドック終了です。「コレステロール値が低いですねえ、長生きしますよ」と医師に言われました。あはは、両親ともども早世なんですが。まあガンは別ですな。
写真は久留米やきとり「鉄砲」花畑店で。久留米ならではの「ダルム」です。