多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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グルガオン・マラソン、ハーフに出場

 もうすぐ新刊「パリのチョコレート レシピ帖」も校了することだし、あとは神頼みじゃー。ヒットを願かけしよう。そうヨコシマに?急に思い立って24日、「グルガオン・マラソン&ハーフ」大会のハーフ部門に出ました。主催団体のウェブサイトを見ると、前日でも「残席わずか」で応募可能、とあったのです。サタデーランで6キロほど走った後、ゼッケン引き渡し会場まで申し込みに行きました。ランニングウェアまんまで行ったので、出場部門(5キロ〜63キロ!まで)を問われ「あれ?ハーフ?63キロじゃないの?」と言われつつハーフへ申し込みました。本丸は12月15日のデリーハーフ、本当は10キロでよかったのですが、出場料がたいして変わらないのにスタートは午前9時と遅いし、Tシャツはもらえないし、とハーフにしたのでした。それにしても出場料1700ルピー(2700円)は結構、高いなあ。ちなみにデリーハーフ(3万人規模)は900ルピー(1400円)でした。
 ゼッケンをつけてから寝よう。そう思ってハタと気付きました。安全ピンがない!コンビニがあるわけでもないので夜中にどうしようもなく、両面テープでべったりつけました。はがれんといてやー。
 午前6時40分、スタート地点へ着きました。運転手つきの車がずらーり、道路わきに。ある意味とてもインドらしい。午前7時、ハーフ部門のスタートです。200人ぐらいでしょうか。5キロのコースを2往復して21キロちょいを走ります。
 コースは新興都市グルガオンらしく、巨大レジデンス群の工事現場を通ったら牛がゆきかう農村地帯へ。牛の群れを横目に走っていたら、目の前で2人乗りバイクが犬をはねて転倒、ランナー群に倒れてちょっと騒ぎになったり、ちゃんと交通規制はされていないので、オートリキシャーがクラクションを鳴らして走り去ったり(キセルできそう)、インドらしいな。でもサリー姿やサンダル姿で走る人は見当たらなかったのが残念、デリーハーフに期待しよう。
 私にとってはフルを含めて3年ぶりのレース復帰です。15キロでリタイヤしようと思っていたのに、15キロでリタイヤしても往復コースゆえ、意地でもスタート地点に戻らなくてはならないことが前夜に判明、しかも大気汚染だか土ぼこりだか分かりませんが、ノドがイガイガ、せき込みつつ走るはめに。やっぱりきつかったです。
 牧歌的な大会ですが給水所も3カ所、ありました。水とどきついオレンジ色のスポーツ飲料(推定)、そしてビスケット、というのがこれまたインドらしいな。
 2時間15分でゴールしました。しんどー。もう少し体、絞らんときついなあ。小さな大会とはいえやはりレースの高揚感はあって、格別です。でもやっぱり、めざせフル、だな。フル完走者にしか見えない景色って、あると思うので。
 フルの部で優勝したのは日本の方でした。出場した日本人は全部門で5、6人というところでしょうか。すかさずインド走友会にナンパしておきました。デリーハーフまで3週間、無理せず引きこもりつつ体を絞っていこうっと。
 写真は63キロに挑戦したインド走友会にも来てくださっている大学の先輩・Y子さんです。カメラを持って撮りながら走っていて、それだけで尊敬です。私なら途中で重さを憎んでええいーと捨てかねませんから。それにしても後ろのインド人までポーズを決めているのを見て吹き出しました。おもろいなあ、インドの人、ホントに。