多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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日本人会赤ちゃん会へバースデーケーキ

 デリーにある日本人会へ。ご近所Mさんが頼んでくださり、デリー日本人会の「赤ちゃん会」(1歳半ぐらいまでの子育てサークル)のための誕生ケーキを焼いたからです。生をうけてから1年、お母さんも赤ちゃんもよくぞ頑張りました…という意味で、「1歳」はどうしたって特別です。ましてや異国の地、祖父母らと遠く離れての育児ですからなおさらです。本当にうれしいこと…と、ハイハイする赤ちゃんたちを前にして、ひとりむやみに感無量になるのでした。
 誕生日ケーキといえば・・日本人ならイチゴショートでしょう。当人たちには分からずとも、いまのうちに日本人的DNAに訴えておかんとー、と、ショートケーキを焼こうともくろんだのですが見事に沈没しました。通称ストロベリーファームからイチゴを1キロ、手に入れたのですが、とてもショートケーキには不向きでした。そもそも積極的に使いたい生クリームもないし…と前日に方針変更、バウムクーヘンを焼くことにしました。これなら卵の量もスポンジに比べたら少なくてすみますし、デリーではなかなか、食べられませんから。そう、卵もやっぱり、いまひとつ積極的に使いたくないのでした。とはいえ「Keggs」という6個入り卵を4パックほど買いました。何せ20人分、ですから。
 ピラミッド型の「大バウム」を焼くのは久しぶりです。もう5年ほど前になるでしょうか、岡山で結婚式用に90人分を焼いて以来です。当時は京都のアトリエに高機能オーブンを持っていたので、焼くのはそれほど大変ではありませんでしたが、運ぶのに苦労しました。今回は逆、オーブンは家庭用ですから3回に分けて焼き、2パートをのせて、と。「なんちゃって」になりました。運ぶのは車でそーっと。「Slowly!」と何度、叫んだっけ。
 デリーですくすく育つひよこさんたちをイメージして、お祝いメッセージを書いたクッキーはヒヨコ型で抜きました。飾りつけながらじーんとする私です。私じゃないっちゅーの。
 ローソクを消した後、イチゴ入り生クリームにバウムクーヘンにのせてお配りしました。ドキドキドキ…。「ボリュームありますねぇ」とMさんに言われましたが大きすぎたか。喜んでもらえていたらいいのですが…。人数が多かったせいもあってなかなか、一人一人に感想を聞けず、やっぱり慣れません。反省しきりです。