インドに到着

興奮して眠れません。とうとう新刊がインドに22冊、届きました。会いたかったー、本当に。あ、意外に大きいな。それに意外に分厚いな、というにが第一印象です。ゲラはずっと、A5サイズのコピー用紙に印字していたから当然なのですが。
編集者にして風鳴舎を創業した社長、Aさんからの手紙が入っていました。「長いサラリーマン生活にジ・エンドのピリオドを打っていただいたのも多田さん、風鳴舎の礎となる第一弾を書いてくれたのも多田さんです。全国の書店から、注文ファクスが入ってくる夜中のあの音を聞きながら、涙をこらえるのに必死でした」。
読みながら私も、涙をこらえるのに必死になりました。いや、もう3秒であきらめて、台所で涙したのでした。そしてぶるぶる、震えがたちました。私が礎、と言ってくださる責任の重大さに、いまさらですがとてつもないやりがいと喜びを感じたのです。さあ、たくさんの人のご恩に報いなくては。ぎゅうっと目をつむってから、タオルでごしごし顔をふいたのでした。