大阪・なんばパークスで出版イベント

のぞみで岡山から大阪へ。なんばパークス産経学園で9日、新刊イベントでした。局地的全国ツアー（って矛盾か）の千秋楽、40人の方がいらしてくださり、本当に感激です。最初に増刷決定の報告をしながら、ううっと涙が‥。うれない演歌歌手がようやくオリコン100位に登場、したみたいな、って全然ちがうけれど、とにかくあたたかく拍手してくださって、ますます胸にこみ上げました。こぶし回すよーっ。
朝日カルチャー中之島やパークスの定期講座にいらしてくださった方、そして京都のアトリエにいらしてくださっていた方々との再会も多く、とても懐かしい。もちろん新しい出会いもあって、いつも心から感謝します。いくらネットやfacebookでつながっていても、実際に会おうとアクションを起こしてくださるって、やっぱりすごいこと、尊いこと、ありがたいことと思うのです。会うと会わないではまったく近さが違います。当たり前ですが。
とはいえ40人となるとどうしても一方通行になりがちでじれったいのですが、何とか何人には得意技、スペシャリテも伺いました。関西系のいいところは反応がダイレクトで、パパッと答えてくださるので面白いです。荷物のパッキング、ラッピング、15分で弁当3人前、、などなど。もっと伺いたかったなあ。終わってから3男児の母A子さんが塚口にカフェとパティスリーを同時開業する話を聞いてワクワクしました。すごいなあ、私もガンボロー、本の出版と夏はジェラート屋。そう言っていたらラン友Cさんに突っ込まれました。「チカコサン、マドレーヌ屋やるって言っていませんでしたっけ」。ギクー。ほんまやー。
終わってから梅田の書店を回りました。ジュンク堂ヒルトンプラザ店で担当者さんにあいさつしたあと、我が子がいるか確かめに棚へ。あったありました。しかも、我が子を手にとってパラパラめくっている女性がいるではありませんか。思わず得意の背後霊、近寄って「この本の著者です！ほらほら」と最後の著者写真を指差しつつ名乗りました。なんと彼女は私の本を3冊も持ってくださっているということで、「この本も買おうと思っていたんです」とやさしかったのでした。とはいえ「今ならサインします」と無理やり買わせてしまったのでした。押し売りもいいところです。「いやー、鼻に汗かいちゃったー」とRさん。そりゃあそうか、私も立ち読みしている最中にその本の著者が目の前に現れたらビビデバビデブー、ですから。びっくりさせてすみません、でもありがとうございました！
梅田から神戸・三宮に転戦して書店めぐりを終えました。バレンタインまであと5日、無事に旅立ってと念じるのみです。
写真は神戸で偏愛するかつ丼・吉兵衛で。600円。カリカリした衣が好きなんだなあ。大阪にも進出したけれど、神戸で食べてこそ、な味わいでした。
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パリのチョコレートレシピ帖 [ 多田千香子 ]